札幌 時計台
北海道 札幌市中央区北1条西2丁目
前記事でも触れましたが、
本日、6月10日は時の記念日です。
時にまつわる施設として知られるのが、札幌時計台です。
札幌市民憲章
~わたしたちは、時計台の鐘がなる札幌の市民です。
わたしたちの札幌市は雄大な自然と、たくましい開拓精神をもってきずかれ、大きく発展しつづけている希望のまちです。
わたしたちは、このまちの市民であることに誇りをもち、たがいのしあわせをねがい、よい市民となるため、ここに市民憲章をさだめます。~
これは、札幌市民憲章の前文となりますが、当時、札幌市内の小学校に入学したぼくが、3年生の社会の授業で習い、~時計台の鐘が鳴る札幌の市民です~の部分は未だに覚えています。
この市民憲章にも記載された時計台は、紛れもなく北海道都 札幌市のシンボルです。
人口190万都市の道都 札幌市のシンボル、札幌時計台は、1878年 明治11年に札幌農学校(現 北海道大学)の演武場として建設されました。
これは、兵学科を新設した農学校で兵式訓練や体育の授業を行うための施設で、初代 教頭 ウイリアム スミス クラークの後任、2代教頭のウィリアム、ホイラーの構想に基づくものでした。
建物内部は、室内空間を広く取り入れたアメリカで当時流行したバルーンフレームと呼ばれる木造建築様式で、北海道開拓使時代の貴重な建築物として現在に伝わります。
時計台と呼ばれる様になった由来は、農学校演武場完成から10年後に時計塔が設置され、現在まで時を刻んでいます。
演武場の木額は、明治維新の元勲 岩倉具視の筆入れによるものです。