12月になりましたので、この曲。
「季節モノ」にもなりますけれど、「宇宙・星」というテーマでも欠かせない一曲です。「Gaia」の大ヒットの後、ヴァレンシアが日本のファンのためにリリースしてくれたミニアルバム「White Album」に収録されています。
キラキラしていて、爽やかでキャッチー、ちょっと考えさせてもくれる… そんな素晴らしいクリスマスソングなのです。
ここ数年、Xmas というと世間では同じ曲ばかりかかっている気がします。確かに素晴らしい曲ばかりですが、そろそろ新たな定番曲が増えてもいいのでは? この「星降る夜のクリスマス」、リリースは10年前ですが、21世紀の今こそピッタリだと思うんですよね。世間に知られていないのが惜しい…。
ということで、ラジオの Xmas ソング・リクエスト特集とかあったら、皆様よろしくお願いします。
ちなみにコチラで聴くことができます。
さて歌詞ですが、まず「宇宙・星」な言葉を抜き出してみると…
Welcome to the age of Aquarius
;「Aquarius」は「水瓶座」ですが、「age of Aquarius」とは春分点が水瓶座に位置する約2000年間の事を指し、西洋占星術では「愛と調和の時代」とされているようです。
From Venus, Pluto, Mercury & Mars
;Venus とMars が他の行と韻を踏んでいます。
And blue corridors in the universe
When twilight draws the curtains of the stars
(夕暮が星のカーテンを引くと、宇宙に青い回廊が広がる)
;この曲の中でとりわけ美しい情景描写だと思います。
White stars were falling from a breathless sky
;2番では white snow was falling ~ となって美しい対比を見せる行ですが、この white stars の正体が実は…という展開が、ユーモラスなのかシリアスなのか微妙な雰囲気でステキなのです(笑)。さすがヴァレンシアのクリスマス・ソング、という感じです。
ブックレットにはワンコーラス分の歌詞しか載っていませんが、Valensia は自分の公式HPに全ての歌詞を掲載してくれていました。今は閉鎖されて見る事ができないのですが、2コーラス目が「地球と人類」のテーマにも沿う素敵な歌詞なので、次回はその面から取り上げてみようかな、と。
ということで…続きます。 →その2へ
4th アルバム「 Gaia II 」収録のこの曲は、1999年11月18日にまだ40代の若さで亡くなったヴァレンシアのお母様、ジャクリーンさんに捧げられたものです。メロディはお母様の存命中から有り、彼女が気に入っていてレコーディングを勧めていたのだそうです。
その殆どはラテン語での荘厳なクワイアなのですが、ごく一部、ヴァレンシアがソロで英語で歌う部分があります。
Shooting stars fell from the sky for you tonight ..
実は11月18日は毎年「獅子座流星群(レオニズ)」の極大日なのです。2001年の日本での大出現はずいぶん話題になりましたので、覚えてらっしゃる方も多いのではないでしょうか? そしてジャクリーンさんの亡くなった1999年のこの日は、ヨーロッパで多くの流星が出現し、大きなニュースになった日だったのです。
ヴァレンシアはその時、日本で「V」のライヴを行った後の帰路途中でした。おそらくオランダの空港で悲しい報せを聞いたのでしょう。
お母様は心臓の病で入院中だったとのこと。そんな中、私たち日本のファンに会いに来てくれていたのです。結局彼にとっては他の面でも随分辛い思いをしたツアーになってしまったようですが、私たちファンは(そんな事とは知らずに)本当に楽しいひとときを過ごさせてもらったのでした。
日本のファン、特にあの時楽しい思いをした人は、彼に返しきれない借りがあるんです…。どうか忘れないでいてあげて下さい。
今年はあいにく月夜。いずれにせよ流星は少ないとの予報のようです。
満月でしょうか。月明かりが凄いです。
隣りで赤く輝く火星もさすがにかすんでしまいそうなくらい。
金星はこのところ夕空で美しく輝いています。
金星の良さは、いつも地上の景色とコラボレートしているところ。 すぐに沈んでしまうのは残念ですが。
日暮れが早いので「夜空」を見る機会が多くなりましたね。
そろそろ獅子座流星群だし、巷ではプラネタリウムもブームだとか。
Valensia の曲には宇宙や星に関する言葉がいろいろ出てきます。次はそれをテーマにしてみようかな、と。
歌詞カード、引っ張り出さねば…
今日は夏至です。
太陽が一年で一番高い所を通る日だというのは皆さんご存知と思いますが、この頃の“満月”が一年で一番低い所を通るのはあまり知られていないのではないでしょうか。今年はたまたま明日が満月でちょうど夏至とも重なったようです。
http://www.astroarts.co.jp/alacarte/2005/200506/0622/(アストロアーツHP)
ということで、6月の満月はいつにも増して私達を近くから覗いている訳です。まさに「Beware the moon. (月に気をつけろ。)」 … Valensia はこの事を知っていたのかな?
Moon は June と韻を踏み、june bride にも掛けているのでしょうけれど。(花嫁を奪う話ですから。)