2006年第一弾は、先日見つけた新たなアイテムをご紹介しましょう。
イラストレーター・漫画家の西島大介氏をご存知でしょうか?彼の名は知らなくても、そのイラストを目にした事のある方は多いと思います。その彼が “DJまほうつかい” として出しているCDが、
DJまほうつかい『世界の終わりmix』
この中になんと「スカラブーシュカ」と「1997」、そして「Gaia」が使われているんです。
元々は『世界の終わりの魔法使い』という本(コミック?)の販促用に作られたものを充実させての発売のようです。西島氏って人気があるんですね。amazonでの順位、結構高い?ように思います。
早速購入。 しかし実を言うと私、いわゆる“mix”というのがどちらかというと苦手な方の人間でして。(汗) だからこういったものをどうやって鑑賞すればいいのか、正直なところ最初はかなり戸惑いましたが、全体の雰囲気を楽しめばいいかなー?なんて開き直ってとりあえず一通り聴いてみました。
ノイジーな部分もあるけれど、Valensia の曲が使われている #3 は綺麗なラインのパーツも多く、スター・トレックのテーマなんかも出てきて、慣れれば結構楽しめました。
本のイメージアルバムみたいなものでしょうから、そちらも読まないと本末転倒なのかもしれませんね。今度是非読んでみようと思っています。
具体的には、32分ある #3 の 22分過ぎのところで、まず「スカラブーシュカ」のエンディング部分が流れます。そしていよいよクライマックスのカウントダウンかと思わせる時計の針の音で緊張感が高まったところで「1997」。ノストラダムスの声、... thousand years の後すぐに「Gaia」のソロ・ヴォーカルパートが流れます。まるで女の子の声にしか聴こえない Valensia の透き通った歌声、
Our youth has a few words to say
Maybe they know we wiped their future away
Could be they've got nothing to say
Maybe they don't know whether they are going to stay or not
の部分が他の電子音楽を挟みながら何度か繰り返され、少しづつその後の部分も含まれるようになり、更に数回繰り返したあと、本当のラスト部分まで流れて終了…。そんな感じです。(分かりにくいでしょうけど…スイマセン。)
こういうmixって、元曲名をクレジットとかしないものなんでしょうか?どこにも記載は無いようです。まあ、使われてる曲数多そうなので挙げ始めたら大変なのかもしれませんが。ちょっと残念。
メロディアスな曲が好きな Valensiaファンにはやや苦手な部類の作風かもしれませんので特にお薦めはしませんが、「Gaia」はこの長~いmixを締めくくるラスト部分に使われていて、西島氏がフツーの曲以上のモノに捉えてくれている事は確かだと思いますので、敬意を持って御紹介したいと思います。