蒼い碧なユニコーン

ミュージシャン、ヴァレンシア(VALENSIA)のことを綴る、蒼碧(Aomidori)のブログです。

夏の曲

2007年08月27日 | 季節モノ


夏の曲、夏のモチーフを連想させる曲、もしくは 夏に聴くのにピッタリな(と私が感じた)曲。

本当は夏の初めにこのテーマで書きたかったんですけど、もう8月も終わろうとしてますね…。 (^_^;)
でも 『たんぽぽのお酒』 の事を書いたので、キラキラした黄色い液体と共に夏の記憶があの壜に封じ込められたように、私も夏の“風味”を感じさせる曲をココに抽り出しておいてみようかな、と。
気候はまだまだ夏全開!ですしね。 (+_+) アツい~  


Tere    ( from GAIA
 ビーチでのミステリアスなストーリー。 バレンシアの海岸の波の音も効果音として使われています。間奏のムーリッシュな感じもいいですね。

The Sun  ( from GAIA )
 レゲエのリズムとスチール・ドラムの音、 Valensia の少年っぽいヴォーカルも瑞々しい夏の名曲。初めて聴いた時、第一声の “オーオッ” のハーモニーでもう瞬殺でした。(^^)  アレンジも、サンシャイン! な表現とか上手いですよね。 多用される転調と背景に流れるマイナー調(?)が、明るいメロディの裏にどこか陰を感じさせて、ただのお気楽夏ソングじゃあないゾと思うワケです。 空は哀しいまでに晴れていた…な風情かなと。

Nathalie  ( from GAIA )
 イントロ&ギター・ソロが東南アジアンテイストですね。 歌詞的には雪も出てくるから、「冬の曲」にも再登場しそうですが。

Tango Tamara  ( from GAIA )
 ノリの良いタンゴのリズムとラテン系な言葉(?)の響きが夏らしい。

Megalomania  ( from GAIA )
 出だしのアカペラ・ハーモニーとか、ちょっとビーチボーイズっぽくないですか? ギター・ソロも熱い!若者らしさに溢れた曲です。 Valensia 2才 の時の声がカワイくて、萌えます。(笑)

Mr.1999  ( from GAIA )
 水をかぶる(?)SE がかなり夏向き。部分的に The Sun のようなカリビアンな雰囲気もありますね。 “Being cool at the pool (プールではクール) ” だし。      

The Ex- (july july)  ( from White Album
 7月7月。でもどうして7月なんだろう?
 初ライブでのオープニング・ナンバーでもありました。歌いながら颯爽とステージに現れた Valensia、目に焼き付いてマス。

Bleeding   ( from KOSMOS
 涼しくなれます~。 Strange that I'm feeling cold. It should be hot, but the windows froze.  …なので、やはり夏にゾクッとする曲なんでしょう。夏の怪談話は日本では定番ですが、外国ではどうなのかな?? 

Blue Rain   ( from KOSMOS )
 特に夏という訳ではないかもしれませんが、イントロ等のSEに 波の音&カモメの声が使われているので。 風も吹き抜けるし、クリアなサウンドも涼しげです。

Love Me   ( from V III
 東南アジアのリゾート・テイスト溢れてます。 スコールの匂い。

Gantenbrink ( from VIII )
 エジプトの乾いた熱い風が吹き抜けます~~

The Beating Of My Heart  ( from VIII )
 父方の祖国、インドネシアに捧げられた曲。椰子の葉陰を渡る風のような甘く涼やかな歌声が素敵です。 

The Moon    ( from LUNA LUNA
 六月の月夜の逃亡劇。苦しげな暑気とゾッとする冷気とが入り混じってる感じ。

Yo Yo     ( from LUNA LUNA )
 若者らしい刹那的な享楽? 夏の一夜踊り明かす感じかな。(ゴーゴーって知ってますか?笑)

A Night In Spain  ( from The Blue Album
 寝苦しい夜は、これを聴くとなんとなく涼しくなります。 ヨイです。

Stars Tonight   ( from Metal Majesty or This Is Not A Drill
 前にも書きましたが、私には花火のスターマインなイメージの曲。



番外…

Gaia   ( from GAIA )
 夏の曲という言い方は相応しくないと思うけど、まずイントロが波の音&クジラの鳴き声。そして全編通して海のイメージが漂います。ピアノやヴァイオリンで刻まれる三拍子のリズムをはじめ、随所に大小様々な波を思わせるアレンジが施されていて… やはり地球は 水の惑星 ということでしょうか。

MillenniuM   ( from V III )
 12月31日の曲なんですけど、夏の夜、星空を見ながら聴くのにもぴったりなので。 ラストには花火のSEもありますし。


5月~7月リリース=夏に聴き込んだアルバム が多いので、本当は他の曲にもけっこう夏の記憶が刷り込まれていたりします。 Valensia自身もこの季節が大好きみたいです。



たんぽぽのお酒  Dandelion Wine

2007年08月19日 | 萩尾望都&ブラッドベリ

レイ・ブラッドベリの 『たんぽぽのお酒』 を図書館で借りて読みました。

これは児童文学になるのかな。
でもどちらかというと、むかし子供だった人達のための本だと思う。

少年の夏の日々。 6月、7月、8月のお話。
今見たら、借り始めは6月の夏至の日。返したのは8月の立秋直前。 なかなか読むヒマが無かったので、期間延長して6週間ほど手元にあったのです。^^;  おかげで本の内容がリアルタイムな感じで読めました。

返却は、郵便受けみたいになってる夜間窓口に。
大通り沿いなのに、少し奥まったそこは別世界のようにひっそり…。 どうせなら立秋前夜の深夜12時に返しに来ればよかったナ、と思いました。 怖いけど、なんだかそういうのがピッタリな本なのです。

そしてちょっと面白い事も。

ある日、テレビで 「アビ」 という鳥の話をしていました。他の事をしていたんだけど、そんな鳥の名は初めて聞くなあと思って、ちょっと気に留まりました。その同じ日、「たんぽぽ…」を読んでいたら、なんと、「阿比」 が出て来た! もちろん鳥の名としてです。 今日、生まれて初めて聞いた名前だったのに! しかも何日もかけて読んでいたのに、まさにテレビで聞いたその日に読んだ部分に出てくるなんて…

 シンクロニシティ !!

…そういうのが凄く似合う本だったのです。
なのでちょっと書き留めておきたくなりました。

ちょっとした事を、感受性によって特別なものに感じる力。 それを持っている「少年」時代への郷愁 が、この本のテーマじゃないかなと思います。

そのあとテレビで見たカップヌードルCMアニメ 「Freedom」。
"バイソンの群れの疾走" が、やっぱりシンクロニシティだった…。 いやこれはもしかしたら作者が実際ブラッドベリから影響受けてるのかもしれないけど。  SFの原点ともいえる作家ですからね。