蒼い碧なユニコーン

ミュージシャン、ヴァレンシア(VALENSIA)のことを綴る、蒼碧(Aomidori)のブログです。

アースデイ

2017年04月22日 | 地球と人類

今日は Earth Day だそうです。

・・・地球に思いを至す日? 

まさに『 GAIA 』を聴くべき日ですね! 



その他のアースデイに相応しい曲も、こちら↓で紹介しています。
地球の未来に想いを馳せて ~ GAIA AWARENESS





最初のクラウドファンディング は達成されました。(ホッ)
『EDEN ~』(&その他)、楽しみです。

 

 
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The Cassiopeian(カシオペア) その2

2006年05月21日 | 地球と人類


前回「宇宙・星」テーマで書きましたが、「地球と人類」テーマにも当てはまる曲です。

思うに、ヴァレンシアがハーフ(ミックスと言った方がいいかも?) だという事実は彼の思考・感性に大きな影響を与えているんじゃないでしょうか。
"Heaven harbours many races " は彼らにとっては切実なる実感だろうと想像されます。 "No Border ! "と叫びたくなるような経験も子供の頃から何度となくしているでしょうね。



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21st Century New Christmas Time (星降る夜のクリスマス) その2

2005年12月22日 | 地球と人類


Enter New Age of Aquarius
Without tears without those fears for war
Goodbye to the cold world of money-curse
The only cold remaining is the snow

新しい愛と調和の時代に入ろう
そこには涙も戦争の恐怖も無い
金に縛られた冷たい世界よさようなら
今も冷たいままなのは雪だけさ


…こんな理想郷の実現は不可能かもしれない。
でも少しでもそこに近づく事は不可能じゃない。
だから理想を夢見るのは決して無意味ではないと思うのです。
しかも時はXmas。ほんの一時でも世界中が平和を夢見る日。
だからこの曲を。
一年に一度くらい、恥ずかしがらずに理想を歌いましょう。


その1

YouTube - 21st Century New Christmas Time



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MillenniuM

2005年08月23日 | 地球と人類


久しぶりのテーマ・レビューです。
以前付けたテーマ名(宇宙に於ける地球と人間の営み)がやっぱり長過ぎてうっとおしかったので、あっさりと「地球と人類」に変えました。(笑)

「ミレニアム」は、1998年発表の異色アルバム『 V III 』の中に在って、ひときわ輝きを放つ Valensia らしいサントラ風壮大曲。
Gaia(地球)の次が Kosmos(宇宙)なら、その次は…? Valensia は"時間"というテーマを選び、作品の流れに四次元的展開を見せたのでした。

December 31, The New Age's countdown has just began

で始まる、新世紀前夜の期待と畏れの入り混じった雰囲気を
見事に表現した作品です。

2000 years we tried. Tonight ask yourself; Did we do it right ?

…結局私達は無事に NEW ミレニアムの入口を通過できたわけですが、これからの千年を本当に幸福なものにする為には、多くの課題が残されているのは周知の通り。"過去の過ちを繰り返してはいけない…" そんな事を訴えかける曲ではないでしょうか。

曲調・構成とも、Kosmos よりずっと Gaia に近いと思います。少しダークさを伴ったクラシカルなイントロで始まり、三拍子に乗せてドラマティックに四次元的な仮想空間にいざなわれます。宇宙の中を漂っていたかと思うと、ビッグ・ベンの前に佇んでいたり…
アルバム・ジャケットは、まさにこの曲の"病んだ地球を眺める"イメージですね。最後に聴こえるのは Valensia の住んでいる町、Denia の花火の音だそうです。


そしてMillenniuM のもうひとつの話題…
この曲には"裏"曲が存在するのです。(笑)
歌詞とメインヴォーカルのスタイルを変えたヴァージョンで、ZIP-fm の開局5周年記念ソング「Only One, Only You 」シリーズの一つとして、コンピレーション・アルバムにのみ収録されています。
初めてラジオで聴いた時は、誰か女性歌手が MillenniuM を歌ってる?!と思ってびっくりしました(笑)が、Valensia のケイト・ブッシュ風ヴォーカルが独特な雰囲気を醸していて、表・裏、どちらもそれぞれ違う魅力を持った曲となっています。


YouTube - MillenniuM
YouTube - Only One, Only You




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KOSMOS

2005年07月16日 | 地球と人類


2nd アルバム『 Kosmos 』のタイトル・トラック。

物語のプロローグのようなアコーディオンのイントロで始まり、繊細な声で歌われるヴァース… そして次第に盛り上がってオペラティックなコーラスへとなだれ込む、まるで映画音楽のような壮大な曲です。
そう、映画音楽じゃないのが不思議な感じさえします。

初めて聴いた時はとてもQUEENっぽいと思いました。GAIAではあまりそうは感じなかった私なんですが…。
でも改めて聴いてみると、共通点はクレッシェンドでフォルテ!な“オペラティック・コーラス”くらいなんじゃないでしょうか?

最初地球上に有った視点が、突然サァーッと引いて俯瞰的に拡がって宇宙へ。そしてまた人間の営みとクロスオーヴァーする…  私にはそういう映像が浮かびます。

歌詞が深い…。そして韻の踏み方も素晴らしい。

Mother nature, sow the seeds
Modern nation bleeds
Under the Kosmos we breath

しかし…

Now, today; lights in the sky
no longer fiction  no more

これは真剣に考えるとかなり怖い…。
本当に、映画の中だけの話であってほしいと
祈らずに居られません。


音が非常にクリアなので、
ひとつひとつの楽器に注目して聴くのも一興です。
ピアノだけとか、鈴(タンバリン?)だけ、とか。
耳を澄ませて聴くと色々発見があります。
ハープにカスタネット…色んな楽器が使われています。


※  PV → Official YouTube
※(2018年4月追記)収録アルバムは長らく廃盤でしたが、遂に再発されました! ブックレットも昔のままです →『Kosmos』Amazon


KOSMOS (その2)へ。


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Einstein (アインシュタイン)

2005年03月29日 | 地球と人類


4thアルバム「GAIA II 」収録の、とても Valensia らしい曲。
"Einstein "というのは、そう、あの相対性理論で有名な
アインシュタイン博士の事です。
今年は、博士が特殊相対性理論など物理学にとって革命
的で重要な理論を立て続けに発表した、いわゆる「奇跡の
年」から100年に当たるそうで、国連も2005年を「国際物
理年」と宣言し、世界中で「世界物理年」の行事が行われ
ています。なのでそれを記念してこの曲をご紹介…。

アインシュタイン博士は、かねてから私の好きな人物の
一人でありました。
(いえ、物理は苦手なんですけど。(^_^;) 人間的に、ね。)
だからこの曲を聴いた時は本当に嬉しかったです。
曲調も私の大好きな裏打ちPOPS +クラシック・テイストな
イントロや間奏、バックに流れるマイナー(?)なストリングス、
ミステリアスな転調、そして何よりあの絶妙なハーモニー!
… Valensiaってつくづく天才、と思わずにいられません。

歌詞がまたインテリジェンスに溢れています。
~プラスティックの時代から抜け出す為に、
第二のアインシュタイン、出ておいで。~ という内容。
物理とか化学とかにこだわらず、とにかく何か次なる
ステップへの革命的なアイデアを生む者を切望している、
という意味じゃないかと思います。

ちょっとした比喩も気が利いてる。
windows と shells が意味するものとか…(笑)
そうそう、注釈もアインシュタインに因んでいますね。
"Relative intro " … 相対性イントロ?(笑)
" E= M Solo 2 "  は勿論、最も美しく有名な公式である
特殊相対性理論の「E=mc2 」をもじったもの。
"Worm-holed outtro " … ワームホールとは時空に
あいた虫食い穴、即ち「時空トンネル」のことで、物理学
用語です。別名「アインシュタイン-ローゼンブリッジ」。

化石資源に依存した現代社会を告発しながらも、
決してシリアスになり過ぎず、ユーモアを忘れないところ
がまさにアインシュタイン博士の人柄にも通じて、とても
Good!だと思います。

そして Valensia らしく、言葉の持つ
音の響きの使い方が実に巧み。
 VCR, CDR, PC, TV, CD, DVD …
まさに早口言葉のこのフレーズ、歌えるようになるには
特訓が必要ですね。(笑)

しかし、歌詞に出てくる"水で走る車"も今や現実的に
なってきて驚き…。
水素を燃料に、排出するのは水だけってやつ。
日本がその開発のTOPを走っているのは誇らしい事ですね。

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GAIA

2005年03月07日 | 地球と人類


「ガイア」 は1993年(日本では’94年)、オランダの若きソロアーティスト、Valensia のデビュー・シングルとしてリリースされ、本国は勿論のこと、遥か遠いここ日本でも大ヒットを記録したのでした。
ポップス、ロックのみならず、へヴィメタルからクラシックまで、実に幅広い層の音楽ファンから高い評価を得ています。

3拍子が印象的で壮大なイメージを持つこの曲は、まるで映画音楽のよう。私も最初聴いた時は疑いなくそうだと思っていました。それが若干22、3才の新人アーティストの曲と知った時は、本当に驚きました。しかも作詞・作曲・アレンジと、そしてあの美しいヴォーカル&コーラスの殆んどのパートが本人(男性!)によるものだと知った時の衝撃といったら…。

しかし驚きはそれだけではありませんでした。
収録アルバム 『 GAIA 』 を聴き、また愕然。(笑)
ヴァラエティに富んだ曲の数々、これ全て同じ人物が作って、一人で歌ってるの???!!
驚きと同時に本当に嬉しかったです。彼に出会えた事が。


さてその歌詞についてですが、前に触れた通り、人類への警鐘という意味合いを持っていると思います。


"戦争などしている場合じゃない、
このままだとGAIAは僕達を押し流してしまうよ。
或いは核の冬の到来で僕らは氷に埋もれてしまうだろう…
どっちにしたって未来は無い…。こんな世の中にしたのは誰?
さあ、立ち止まってもう一度考えよう。"


大まかにはこんな内容だと思われますが、深~く、色々考えさせられる詩ですので、ぜひ原語詞を読んでみて下さい。
10年以上前に作られた曲ですが、まさに現在の状況に怖いくらい当てはまる内容ではないでしょうか。

環境汚染による気候変動や核戦争の脅威など、もちろん当時も心配されてはいましたが、現在状況はますます深刻になりつつあります。ただ、世界の人々の意識も漸く少しは高まってきているようにも思います。
だから…今こそGAIAを多くの人に聴いてもらいたい、と思うのです。


※ PV  → Official YouTube

※(2018年4月追記)収録アルバムは長らく廃盤でしたが、遂に再発されました!(ブックレットも昔のままです)→『Gaia』Amazon


「1997」は「GAIA」のエピローグ。セットになると、本当にひとつのサウンドトラックみたいな感じです。
SE とセリフの後、GAIAのテーマがシンフォニックに盛り上がってクライマックスを迎えます。


コメント (2)
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「AQUATICA」発表&京都議定書発効 記念

2005年02月22日 | 地球と人類


Valensiaといえば Gaia。
あの曲は、人類が地球にもたらした様々な問題を
今なんとかしないと取り返しがつかなくなる…
という事を歌った曲でした。

その後もValensiaは、色んなタイプの曲を作る中に
こういった所謂"環境"をテーマにした曲も織り交ぜ続けています。
AQUATICAの発表を記念して、そういった曲を
リストアップ&レビューしてみようかな、と思いました。

「環境ソング」なんて言い方は安易であまり好きでない
ので、こんな↓カテゴリーにしました。
単に「環境」だけでなく、それに密接に関る「戦争」を
テーマにしたものも含めます。


* 「地球と人類」をテーマにした曲 *

1. Gaia
2. 1997
3. 21st Century New Christmas Time(星降る夜のクリスマス)
4. Kosmos
5. The Cassiopeian
6. Millennium
7. The Mercurian Mystery March I
8. The Waltz Of The World
9. Realm of Nature
10. Einstein
11. Aquatica
(発表順)

こんなところでしょうか…
少しづつレビューUPしていきたいと思います。

コメント (16)
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AQUATICA : The song of mankind and water

2005年02月12日 | 地球と人類

ここしばらくすっかりHM/HRアーティストしてしまっているValensiaですが、"VALENSIA"としての(一応)最新作「AQUATICA」がPCダウンロードonly ながら発表されました。

Valensia本人(Official Site)によれば、その内容は"水"をテーマにしていて、
1. その汚染
2. それが少な過ぎる事
3. それが多過ぎる事
について歌っているそうです。
即ち 2.は干ばつ、3.は洪水と津波について、という事でしょう。
これは水の女神 AQUATICA への祈りの曲なのです。

実はこの曲は元々2003年の国際淡水年を記念して作られたのですが、イラク戦争が始まったせいでその発表の機会を逃してしまっていました…。

その後、次のVALENSIAアルバムの"売り"として予定していましたが、今回のスマトラ沖地震・津波災害に心を痛めた彼は、何か因縁を感じさせるこの曲を、チャリティーの為に完全提供する事を決めたのでした。

オランダの Lyzia.com というweb shopサイトで料金(500円弱)を支払ってDLすると、それが全てオランダの津波災害救援募金に直接入金される仕組みになっています。


※ 追記 : AQUATICA のダウンロードは残念ながら終了しました。



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