蒼い碧なユニコーン

ミュージシャン、ヴァレンシア(VALENSIA)のことを綴る、蒼碧(Aomidori)のブログです。

アーティスト

2006年05月28日 | その他


地球環境や人類の未来についてとても思慮深い歌詞を書く Valensia ですが、以前にも言った通り、そういう面だけを見て彼を聖人君子のようには思ってほしくないんですョ。 本人も、(特にアーティストにはありがちなように)自分も欠点だらけだ…と言っていますし。

Valensia の曲は、殆んどが(多少の脚色はあるけれど)自分の考え・感情や体験から作られたものです。 それらを全て聴けば分かるように、実に様々なタイプの曲を書き、一筋縄ではいかないのが彼…。人には色んな面があるものですが、それら全てを、あるがままさらけ出し音楽に昇華できる彼は、本当にピュアで素晴らしいアーティストだと思います。そして、実に正直で愛すべき人だなぁ とも。




The Cassiopeian(カシオペア) その2

2006年05月21日 | 地球と人類


前回「宇宙・星」テーマで書きましたが、「地球と人類」テーマにも当てはまる曲です。

思うに、ヴァレンシアがハーフ(ミックスと言った方がいいかも?) だという事実は彼の思考・感性に大きな影響を与えているんじゃないでしょうか。
"Heaven harbours many races " は彼らにとっては切実なる実感だろうと想像されます。 "No Border ! "と叫びたくなるような経験も子供の頃から何度となくしているでしょうね。




The Cassiopeian(カシオペア) その1

2006年05月18日 | 星・宇宙

“E.T.曲”シリーズ、ラストです。
でもこの曲がどうして?と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。

Heaven harbours many races

「Heaven 」 には「天国」そして「天空(宇宙)」の2つの意味があります。それに合わせてこの曲も2種類の解釈が出来るんじゃないかと思うんです。 前者だと、どんな民族も平等に天国(この場合宗教色の無い“天上”とでも言った方がいいかな) にいる…という意。そして後者だと、宇宙には様々な種族がいる… となるわけで。

それぞれの解釈で読んでみるとそれなりに意味が通じるように感じます。 Valensia は両方の意味を込めたんじゃないかなと思いますが、どうでしょう? この曲のイントロはロケットのカウントダウンだし、なにより曲タイトルが 「カシオペア」 ということで、Heaven = 宇宙 という解釈も自然なのではないかと。

We will watch them blue balloons

この blue balloons が何なのか…
単に blue balloon なら地球の事だと思ったのですが、複数形になってますよね。地球のような星はいくつもあるだろうという暗示?それとも宇宙船?

宇宙は広くて他にも知的生命体はいるかも知れないのに、小さな地球の中で争い合ってる愚かしさ、を歌っているのかも…と思いました。 曲調はとても明るく爽やか。希望と冒険心をなくさないで、と言っているかのようです。

確かこの曲で私は 「ミレニアム」 という言葉の意味を初めて知りました。
1996年発表の 2nd アルバム「KOSMOS」に収録。


YouTube - The Cassiopeian





The Extra Terrestrial

2006年05月14日 | 星・宇宙


これぞ E.T.曲本命。そのタイトルもズバリ 「The Extra Terrestrial (=地球外生命体)」 は、「Metal Majesty」の1st.アルバムに収録のちょっと複雑な曲です。めくるめくメロディ展開と幾重にも重ねられたハーモニーが “深遠な宇宙” を感じさせます。宇宙は静寂のようでいて、実はこんな風に 「音 =エネルギー」 に溢れているんじゃないか…。そんな気さえしてきます。

Ten million billion stars
But no extra terrestrial (もちろん反語でしょう)

や、

Cazing at the stars at summernights
And see that traveling light so bright
Mistaken for a satellite? Jet in flight?

というフレーズが宇宙好きの心をくすぐります。

実は…私も見たことがあるんです。
Cazing at the stars 中に traveling light を。
低倍率とはいえ天体望遠鏡で見て点でしたからジェット機ではなかったはず。人工衛星だと思ったのですが、スーッと動いていたのが突然ピタッと止まったんですよね。 「!!?? う~ん…」と悩みましたっけ。人工衛星って動いたり止まったりするのかもしれませんが、まさにこの歌詞通りの経験でした。

曲後半のエピソードは、彼の友達の経験(どこかへ行く途中で道に迷い、気が付くと1時間抜けていた…)を元に書いたのだとか。彼の腕が緑色だったかどうかは知りませんけど。(笑)




E.T. が好き

2006年05月13日 | 星・宇宙


「宇宙・星」テーマの中でも、
今度は Valensia のちょっとお茶目な(?)一面、
E.T. 四部作↓(勝手に名付けました。笑)について。

* The Extra Terrestrial
* The Cassiopeian
* 21st Century New Christmas Time
* The Mercurian Mystery March I


前回の「The Mercurian Mystery March I 」にはこういうフレーズが含まれていました。

They came from the sky
sowing seeds on the world
breeding many kinds of races


そしてこれも既出の「21st Century New Christmas Time」では、

White stars were falling
From breathless sky
Something travelling fast
Something passes me by
But it's no reindeer
No go this time

音も無い宙から白い星達が降ってきた
何かが足早にやって来る
僕の横を通り過ぎる
だけどそれはトナカイじゃない
ダメだ、今は行けないよ。


なんて感じです。

ヴァレンシアは映画「 E.T. 」が大好きなんだそうです。
自宅のスタジオには大きなぬいぐるみが置いてあります。(^^)