「ガイア」 は1993年(日本では’94年)、オランダの若きソロアーティスト、Valensia のデビュー・シングルとしてリリースされ、本国は勿論のこと、遥か遠いここ日本でも大ヒットを記録したのでした。
ポップス、ロックのみならず、へヴィメタルからクラシックまで、実に幅広い層の音楽ファンから高い評価を得ています。
3拍子が印象的で壮大なイメージを持つこの曲は、まるで映画音楽のよう。私も最初聴いた時は疑いなくそうだと思っていました。それが若干22、3才の新人アーティストの曲と知った時は、本当に驚きました。しかも作詞・作曲・アレンジと、そしてあの美しいヴォーカル&コーラスの殆んどのパートが本人(男性!)によるものだと知った時の衝撃といったら…。
しかし驚きはそれだけではありませんでした。
収録アルバム 『 GAIA 』 を聴き、また愕然。(笑)
ヴァラエティに富んだ曲の数々、これ全て同じ人物が作って、一人で歌ってるの???!!
驚きと同時に本当に嬉しかったです。彼に出会えた事が。
さてその歌詞についてですが、前に触れた通り、人類への警鐘という意味合いを持っていると思います。
"戦争などしている場合じゃない、
このままだとGAIAは僕達を押し流してしまうよ。
或いは核の冬の到来で僕らは氷に埋もれてしまうだろう…
どっちにしたって未来は無い…。こんな世の中にしたのは誰?
さあ、立ち止まってもう一度考えよう。"
大まかにはこんな内容だと思われますが、深~く、色々考えさせられる詩ですので、ぜひ原語詞を読んでみて下さい。
10年以上前に作られた曲ですが、まさに現在の状況に怖いくらい当てはまる内容ではないでしょうか。
環境汚染による気候変動や核戦争の脅威など、もちろん当時も心配されてはいましたが、現在状況はますます深刻になりつつあります。ただ、世界の人々の意識も漸く少しは高まってきているようにも思います。
だから…今こそGAIAを多くの人に聴いてもらいたい、と思うのです。
※ PV → Official YouTube
※(2018年4月追記)収録アルバムは長らく廃盤でしたが、遂に再発されました!(ブックレットも昔のままです)→『Gaia』Amazon
「1997」は「GAIA」のエピローグ。セットになると、本当にひとつのサウンドトラックみたいな感じです。
SE とセリフの後、GAIAのテーマがシンフォニックに盛り上がってクライマックスを迎えます。
トヨタ・ガイア、ありましたねー。走ってるの見つけると思わず嬉しかったりしました。(笑)
小さい子供さんに受けたという話は他にも聞いた事があります。子供を惹き付ける音楽って、普遍的な魅力を持ってるってことかなーと思います。 お子さん達、特にお気に入りの曲ってありますか?よかったらまた教えてください。
私のサイトが少しでもお役に立てたら、と~っても嬉しいです。 他のアルバムも是非聴いてみてくださいね。