晴れましたねぇ。

今日はお墓参りの日ですね。午前中はぐずついていたのでどうなのかと思いましたが、今は私の住んでいる町では奇麗に晴れてくれました。

お彼岸。読んで字の如く彼の岸を思う日ということですね。彼とはあの世のこと。仏教の世界ではあの世は西の方角、太陽が沈むところにあるとされているようです。なぜ今日がお彼岸かというのは一日の中で昼と夜、陰と陽の時間が同じ日にあの世にいるご先祖様を想いましょうということだそうです。春分と秋分の年二回に行いましょうということで、日本独自に始められたものだそうです。

同時に今日は牡丹餅を食べる日でもありますね。春は牡丹の花にちなんで牡丹餅、秋は萩の花にちなんでお萩というそうです。まあちょっとこじ付けのような気もしますが昔の人は季節の美しいものになぞらえることで風流を感じていたんだと思います。なぜお彼岸にお萩を食べるのか？詳しい事情はあまりよくわかっていないようです。ただ、ご飯に小豆というのは縁起の良いものという意識があるようで、関西でよく食べられる６月の水無月や７月のあんころも材料は米と小豆です。それを言ったら和菓子はほとんどみんな同じような材料からできている物ですが、昔の人にとってはとっても栄養のある御馳走だったのでしょう。それを食べることによって子孫繁栄を願うという意味合いもあるようです。

お彼岸はお墓に行くので何か辛気臭いイメージがある方もいらっしゃると思いますが、ここまで書くとむしろ家族で手をつないでお楽しみ半分でお墓参りに行ってもよさそうですよね。ご先祖様もご機嫌悪くすることもないでしょう。

うちの近所の桜はこの一本だけ満開。午前中の風が強い時間はずいぶん花びらが舞っていました。お花見がてらってのもいいかもですね。