apollogoo

タロット占い師アポロの goo ブログ。

死霊のはらわた

2017-10-03 00:24:41 | エンタメ

映画「死霊のはらわた(The Evil Dead)」の DVD を観ました。

古めのホラー映画で何となく名前は知っていましたが、観たことはありませんでした。監督はサム・ライミで最近ではスパイダーマンとかを作ってた人です。サム・ライミにとっては長編映画のデビュー作らしいです。

ホラー映画だと思っていたのですが、ジャンルはスプラッター映画というのが正確かもしれません。ホラーとかスプラッターとかどこで区別するかですが、血まみれの内臓ぐちゃぐちゃみたいなやつがスプラッターで、ホラーってのは幽霊とかがメインの陰気な感じと言えばいいのかな? 「死霊のはらわた」もオカルト的な要素があって、ゾンビみたいなのが出てくるからホラーの要素もありますね。

(一応調べてみたところ、スプラッターはホラーという大きなジャンルを細分化したものの一つということらしいです。つまり、スプラッターはホラーの一種ね。)

アメリカでは 1981 年公開で、日本では 1985 年公開だそうです。私が小学 6 年か中学 1 年くらいですね。

私が小学生の頃は通学路の途中に地元の映画館で公開される映画のポスターが貼ってある場所があって、この手のスプラッターやホラー系のポスターが貼ってあるとその場所を通るのが怖かったのを覚えています。マジで通学妨害ですよ。

たぶん、この映画のポスターもその時見ていたと思います。当時の私が映画の情報を得ることができる貴重な情報源でもあったんですけどね。様々なメディアで情報があふれている今の時代では想像もつかないことかもしれませんが、30 年前ってのはまだまだそういう時代だったんですよね。

30 年前というのは古典というにはまだ新しい方ですが、「13日の金曜日」とほぼ同時期に作られた映画です。その二つを比較してみると、私の目には「13日の金曜日」の方が圧倒的に高評価となります。

実をいうと今回も「13日の金曜日」の続きを借りてきて観るつもりだったのですが、シリーズの何作目まで観たかわからなくなってしまって、諦めて「死霊のはらわた」を借りてきたのでした。

「死霊のはらわた」を実際に観た感想ですが、面白いと思えるポイントが全く見当たりませんでした。そこそこ名の知れた名作であるならそれなりの見どころはどこかにあるだろうと期待して観ていたのですが、結局最後まで何もありませんでした。

部屋数も少ない小さな山小屋の中だけで話は進行し、登場人物も少なくて次は誰がどうなるのかとハラハラする要素もほとんどありません。期待も裏切りもどこにもないのです。

なんでこんなにつまらないのかさえも、さっぱりわかりませんでした。

少しでも見どころを探してみようと返却日までに何度か繰り返して観ようかとも思ったのですが、さすがに血まみれのみの映画は気分が悪くなるだけなのでもう一度観たいという気になれず、一度観たきりで返却してしまいました。

おそらく、当時としては斬新なショッキングな血まみれシーンを見せることだけに意義があった映画なのかもしれません。当時は相当物議をかもしたようですが、それが映画の表現の一つとして受け入れられるようになる経緯を経て、今では逆にこれだけの表現は難しい時代になってしまったかもしれません。残虐すぎるとか言ってね。

何というか……映画の歴史の一つとしては意味のある記念碑的な作品ではあるのかもしれませんが、私にはまったくはまりませんでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする