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アメイジング・スパイダーマン2

2015-10-08 19:17:59 | エンタメ
TSUTAYAで「アメイジング・スパイダーマン2」が旧作扱いになって100円でレンタルされていたので借りてきました。初見です。

さすがにスパイダーマン。ど派手なアクションは楽しいですね。

1度目の視聴は英語音声(字幕も無し)で観たのですが、内容がよくわからなくても十分楽しめました。

2度目の視聴で日本語吹き替えにしたのですが、実は日本語にしても内容はよくわかりませんでした。前作からのつながりがあるのですが、その前作のことをよく覚えてなかったんですよね。

続き物は間を開けずに連続して観たほうがいいですね。

ヒロインのグウェン役のエマ・ストーンが相変わらず綺麗でした。
(前作の方がもっとかわいかったかな?)

以下ネタバレ注意なのですが、

最後の展開は予想してなかったのでショックでした。

私の個人的な感情ですが、人の死に関わる展開は観ていてとても辛かったです。
どんな演出であろうと耐え難い感情が湧き上がってきます。

本来なら人の死という絶望的で暗いテーマを描いているのに、スパイダーマンとしての彼は常に明るく気丈にふるまっています。
その姿もまた痛々しく感じてきます。

死んだ両親や恋人の父親へのピーターの思いが全編に流れ、最後にはついに恋人まで目の前で死んでしまいます。
グウェンは頭を打っただけで簡単に……。

ピーターはショックのあまりスパイダーマンであることをやめてしまいます。
立ち直るまでに5か月かかりました。
それくらい悲しいことだったのはわかります。
漫画の世界にそこまで感情移入するべきではないのかもしれませんが。

とかく映画やドラマ、アニメなどの世界では人の死を軽く扱いがちです。
現実に死に直面した人間からすれば、人の死はエンタメの一部として受け止めたくないというのが本音です。

この映画では決して人の死を軽く描いてはいませんが、今の私にはどう受け止めたらいいのかもわからず、とても複雑な心境でした。

愛し合っているのに別れなければならなかった二人。
ストーカーのように彼女を見守るピーター。
思い出のツーショットの写真。
再会してルールを作って友達でいようとした二人。
信頼し合い、一緒にいようと誓いあう二人。
落ちてゆく彼女を支えきれなかったスパイダーマン。
頭を打っただけで簡単に死んでしまったグウェン。
USBメモリに残された彼女のスピーチの動画。

どのシーンを観ても自分と重ね合わせて見えてしまいました。

ピーターは5か月で立ち直りましたが、時間が解決してくれるとは思っていません。
現実は、時間がたてばたつほどますます辛く感じてくるのです。

私にとってはまだ、2か月です。
こんなにもシンクロするような映画を観れるような精神状態ではありませんでした。

シンクロしたからといって元気になるわけでも、癒されるわけでもありません。

でも、これが「運命」なのでしょう。
いや、これが「現実」なのだと、思い知らされています。

もしかしたらこの偶然シンクロは、死んだ彼女が私に伝えようとしたメッセージなのかもしれない……
スパイダーマンのように立ち上がれと、彼女が言っているのかもしれない。
そんな風にも思えてきます。


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