川べのお茶

旧ブログから引っ越ししました。
仕事のこと、暮らしのこと、時々ぼやき(?)

ホームページ、リニューアルしました。

2017-05-16 | お知らせ
(一部関係の皆様には)大変お待たせした技拓工房の新しいHP、
ようやくアップしました~!

昨年暮れから「新しくなるんですよ  」と言い続けてほぼ半年、
苦労のかいあって、
今までとはまた趣の違った仕上がりになりました。


写真はもちろん、内容もかなり読みでのあるものになっています。
「技拓工房」はこんな会社ですよ!
という熱い思い(笑)に満ちているHPですので、ぜひご覧になってください。

移設の関係でアップを控えていた施工例なども
順次お披露目する予定です。
(アドレスは今までと同じですので、
もしブックマーク等していただいていたら、そのまま新ページに飛びます。)

ともかく「動き」「発見」のあるHPを目指していますので、
旧HP同様、どうぞよろしくお願い致します。
(当ブログも、サボっちゃいられない


  技拓工房 ホームページ  → 
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断熱の話・その2 ~ネオマワールド 快適空間ラボラトリー

2017-05-13 | 取材
ただいま朝ドラ「ひよっこ」で評判の、茨城(いばら)へ!



残念ながら(笑)ロケ地巡礼ではなく、
ここは茨城県猿島郡境町、工業地帯の端に
今年1月にオープンしたばかりの旭化成建材㈱さんの
「ネオマワールド 快適空間ラボラトリー」です。
埼玉西部からですとあまりなじみのない土地なのですが、
利根川を渡ってすぐ、
3月開通の圏央道を通って、案外と近くで驚きました。
湘南ばかりか、茨城も近くなったのねえ)


旭化成といえば、高性能断熱材・ネオマフォームのメーカーさん。
先日のYKKショールームでは
「窓」に狙いを絞った「断熱」を勉強させていただきましたが、
今回は家の外回り、「天井・壁・床」の断熱の話です。
なんと実際にネオマフォームによる高断熱・高気密の戸建てを作り、
さらには実際に体験宿泊もできて(これからの実施になるようですが)、
「ネオマの家」の効果を実感して下さい、というもの。
YKKさんもそうでしたが、
この辺り、本当に大企業はすごいなあ!
素直に感動して、大いに参考にさせて頂きます。


まずはこちらの「展示棟」でレクチャーを受け、




いよいよ「体験棟」の見学です。
(残念ながらどちらも内部は撮影NG)


この家は屋根下から壁、基礎廻りを全て
「ネオマフォーム」でくるりと囲って気密断熱しています。


 (パンフレットより転載)

冷暖房設備としては
床下に2.5kw(6畳用)、
小屋裏に4.0kw(16畳用)の2台の家庭用エアコンが
それぞれ冬用・夏用として設置されています。
さらには第1種熱交換換気システムによって
外気温の影響を受けにくくしています。

と、ムズかしい話はさておき、
玄関から1歩室内に入ると、あらー涼しい!
(当日は外気温27°くらい、少し動くと汗ばむ陽気でした)
それもいかにも機械で冷やしました、的な涼しさではなく、
夏の避暑地で木陰に入った時のような、心地よい自然な涼しさ。
これには正直びっくりしました。

エアコンで適温にした空気を、ダクトや換気孔で家中に廻しているので、
噴出した冷気(暖気)を直接受けないで済むからでしょうか。
これは単純に「エアコンで冷暖房」とは別物ですね。
今更ながら、実感してみないとわからないものです。


もうひとつ「へえー」と感心したのが、
2階個室の空気の流れの仕掛け。
部屋の天井の窓側の1辺に、細く目透かしのようにスリットがあって、
そこにも空気の通り道があり、涼しく流れ込むのです。
「寝室はリビングより1・2度室温が低いほうが快適」ということで、
ここで休んだらさぞ気持ち良いだろうなあ、と感じました。

家庭用エアコン2台(と換気システム)で家中が年中快適な環境。
(もちろん、高性能の断熱材によって気密・断熱が保たれていることが条件ですが)
むろん床暖房もいらない。

これは初期の建築費用が少々嵩んでも、
部屋ごとのエアコン等の維持・管理、光熱費を考えると
総額では、さほどの負担にはならないのでは、と思いました。
(高気密・高断熱の家は、ともかく建築の金額がネックになってきますものね)

また各部屋のエアコン設置場所を考えなくてもよいこと
(インテリア的にもエアコンの破壊力(笑)は大きいですよね)、
「吹抜」から適正温度が逃げる心配がないこと
(むしろ家中に空気を回すルートになる)、
そういった意味では設計の自由度が上がる気がします。

もちろんインテリアデザイナーさんが入っているのでしょうけれども、
実際、とても居心地の良い、すてきな家でした。




ちなみに、同行した当社社員のWはひどい花粉症なのですが、
この家に入った途端、呼吸が楽になったそうです。
これは採用されている熱交換換気システムのおかげでしょうね。
(ということは個々の空気清浄機はいらないってコト?)
(ここもコスト削減になるかな)


案内していただいたこの施設の担当マネージャーさん曰く、
(体験棟の)この冬は本当に快適でしたよ、とのこと。
ただ、今年1月のオープンなので本格的な夏場はこれから、
「真夏、本当に涼しくなるのかはわかりません。経験してみないと。笑」
(正直な方だ。信頼できます)

今度はぜひ、真夏か真冬にお伺いしたいと思っています。
(ただ大人気なんですよね。予約困難店?です)
一般のお客様も是非いらして体感してください、とおっしゃっていました。
(メーカーさんか工務店を通じて、になります)


いずれにせよ国の方針として「エコ住宅」への舵が切られている以上、
これからの家づくりは
施主も工務店もこの方向に行かざるを得ないわけで、
けれども嵩む費用を負担されるのはお施主様で、と悩む訳なのですが
これでお客様へのご説明にも実感が込められます。
良い勉強になりました。





 セットしてくださったジューテックのDさん、
 当日もお付き合いいただいて、ありがとうございました!



 断熱の話 ~YKK AP体感ショールーム の記事 → 




帰りに立ち寄った「道の駅・さかい」の
銭湯のようなトイレ入口です。
すぐそばは利根川の河川敷で、
産直野菜や地場の名産などを販売しています。
奥の食堂のアジフライ定食、美味しかった!
お勧めします。











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つつましく、GW。

2017-05-08 | いろいろ
最大9連休とも言われたGWが終わりましたね。
皆さま、どう過ごされましたか?

我が社はきっちりカレンダー通り(日・祝)のはずでしたが、
29日、3日とお仕事が入り
まあ想定内といったところでしょうか。
それでも連休は連休、
日頃目を瞑ってやり過ごしていた家事を
一気にやっつけました。


暮れに掃除仕損なった()2階の窓掃除。
ビスが緩んで落ちてたタッセル掛けの取付。
魔窟状態のソファー下掃除。
キッチン換気扇の掃除。
お風呂のシャワーホースの交換。
 これは本当にヤバかった
 2箇所から穴が開いて、真横に水が噴き出し
 交換しなきゃと言いながら誰も手をつけない
 これは何のチキンレースですか

ついでに浴室の換気扇掃除をして
仕上げに銀イオン燻蒸

この辺りで何かのスイッチが入って
雑巾と洗剤持って、家中のスイッチプレートを拭きまくり。
さらにはドライバーとレンチを握って、
危く洗濯機の分解掃除にまで手を出すところでした。
(大きさの合う六角レンチが無くて、本当に良かった!)
分解はともかく、元どおりに組み立ては絶対無理! 
(わかっていて、なぜやろうとする…)
さらには花苗の植え替えまで済ませて、
はー、スッキリ!

うん、我ながらよくやった。笑



その間、社長兼連れ合いは所在無く、
事務所にこもって図面を引いていたようす
(休み明け大工さんに渡す納まり図が出来て良かったね!)
が、最終日おこもりに耐えられなくなったか
どこか行く!宣言。
さすがサメかマグロかと言われるお方
(止まると呼吸できないらしいです。笑)、

混まないといいなあと言いつつ、日帰りドライブです。


 霧ヶ峰から南アルプス(たぶん)を望む。御嶽山(おそらく)も見えます。

 同じ場所から、これはわかる。(うっすらとですが)富士山だ!

中央道から蓼科、ビーナスラインを経て小諸へ抜け、
軽井沢経由関越道で帰ってきました。

  
 蓼科の聖光寺さんは桜祭りの真っ最中。

信州は遅い春
思いがけずも満開の桜を楽しんで
渋滞も無くスムーズ(皆さん帰った後だったのでしょうか?)、
よい気分転換になりました。




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隠れた力持ち

2017-05-03 | 現場のこと

まずはこの写真をご覧ください。


 撮影者の影が写っています。
 梁の上に立って、自分の足元を撮っているのです。
 周囲に支えなし、
 足裏から炭酸が沸き立ちそうな高さです


この金物、
どうやって梁の間に収めたかお分かりになりますか?

写真中央の梁に左右から材を連結するのですが、
まず右の材を梁にはめ込み、
両ねじボルトを差し込んでそのまま右端の(逃げ)穴に押し込みます。
(ボルトの左端が中央にくる位まで)
そこまでセットしてから
左の材を梁にはめ込み、中央のボルトを左に戻して差し込みます。

この「両引きボルト」締め作業、物凄く面倒くさい。笑
面倒というか、手順を間違えると金物が入らなくなってしまう。
(いったん嵌め込んだ材を外すことは、至難の業)
私など写真で見ただけでは、どうやってボルトが入っているのやら、
さっぱり解りませんでした。
この作業を1階の天井高さで行うのですから、
さらに大変です。





 大工さん、鳶さん、苦も無く立っているように見えますが、
 つかまる処なんてありません。
 毎度のことながら感心します。


この場所は1階天井部、2階からは床下にあたる部分ですが、
何だか「角穴」がいっぱい?

・・・そう、
この「角穴」全てに上記の作業を施したのです。
(職方の皆さん、本当にお疲れさまでした!)


先日上棟したK邸
1階の天井は「梁・あらわし」、
普通は天井材で隠れる梁が、そのまま見える設計です。
そのため梁の連結部分の金物が(意匠的に)見えないようにと
今回の作業になりました。
既にこの梁の上には2階の床下地が貼られ、
もう目にすることは無い箇所ですが
文字通り「隠れた作業」が家をしっかりと支えています。












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入間市・K様邸、上棟

2017-05-01 | 現場のこと
天気予報は不穏なマーク。

「いやいや、降らせませんよ」
不敵につぶやくのは我が社の頼れるカントク、Mさん。
Mさんの気迫は、果たして天に通じるのか。


冗談ごとではなく、
前日は終日ハラハラしながら天気予報と空を見比べていました。
上棟は、家の骨組み、一番重い材を扱う作業。
無事に棟上げ終わるまでは、本当に神経を使います。
まして現場管理たる監督ともなれば、
お天気が気になって寝付かれなかった、などとはよく聞く話です。
地上居残り組としては無事故を祈るしかないのですが。


そして本番のこの日は
うす曇りながら時折日も差し、午後は暑いくらいの陽気!
上々のお天気は
現場はもちろん、建て主さん、設計士さんの思いが届いたかのようです。




青空に真新しい材が美しく映えます。




入間市・K様邸、無事の上棟です!



   


  入間市・K邸の記事 →  
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