雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

「屏風」 木目込人形を飾るステージの一部

2010-07-18 21:51:41 | 人形業界情報
       雛人形のバックには、屏風を飾りますが、
       昔はそのほとんどが、6曲・2枚ひと組の「金屏風」でした。


6曲とは、6枚の面がつながった、ジャバラの折りたたみ式のものを2つ組まして並べ、それを1双(いっそう)と呼びます。

今ではこの6曲を2つで飾るセットがかなり減り、3曲の絵屏風が俄然増えました。
(塗りの屏風や、つなぎ目を金属の蝶つがいを使ったものなど)

この屏風は2曲の屏風です。私が作ったものです。




2曲、3曲の紙張りの屏風を木目込人形を飾るステージの一部として、開発いたしました。

急ぎの分を概ね、本日完成する事が出来ました。



とある人形問屋さんのオリジナルですので、モザイクをかけさせていただきました。

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