初雪だった。
今年はずいぶんと遅く、29日夜半に降り積もった。
実は夏タイヤを冬用に交換したその日の夜の出来事だった。
あまりにも見事なタイミングだった。
気温の低い日が、ここのところ続いている。このまま行くとひょっとしたらこの雪が根雪になってしまうかもしれない。
長い長い冬の到来。
ふと、思った。
雪を見慣れない南の方の出身の人が、初雪の時に勢い余って雪だるまを作ってしまうのは、血が騒ぐからなんだなぁ・・と。
私の出身の宮崎県では、平野部ではほとんど雪は積もらない。
たまに積もるのは、桜島の火山灰ぐらいだ。
だが灰だるまは作った記憶がない。
・・・どうでもいい話だ。
冬の準備は、できていたただろうか。
タイヤ交換は終わった。
あとは、あ、そういえば暖房の点検が終わっていない。
氷点下20度で暖房が壊れたら、かなりまずい。
私の前任者宅では、以前マイナス10度か20度ぐらいにひどく冷え込んだ日に暖房が壊れてしまい、修理業者をコールするもあちこちで故障が相次いでいたようで到着は3時間後ぐらいになると言われたそうだ。
一度暖房が止まると、かなり急速に冷え込んでくるようで、故障から2時間後には身の危険を感じて知人宅に家族を避難させたと言っていた。
結局修理業者が来たのは5時間後ぐらいだったそうで、それまでは自動車の中でひたすら待っていたそうだ。
準備もままならない状況だが、季節は巡り冬が、来た。