goo

8月24日の森

2014年08月24日 22時46分54秒 | ノルウェー
森の中は秋。キノコのシーズンが到来したようだ。
いたるところにキノコが顔を出しており、場所によっては足の踏み場もないぐらいであった。
午前中の山の中の気温は9℃。キノコ狩りの人たちもかなり増えてきた。
今日のキノコは以下のとおり。


↑アミタケ?今週になってたくさん顔を出し始めた。


↑イグチ系のキノコ。キンチャヤマイグチか?


↑根本のツボが見当たらないが、カバイロツルタケだろうか。


↑ニセアンズタケ(Falsk Kantarell)。こちらの人は食べないらしい。私も食べない。


↑チチタケに似たキノコ。不明。傷をつけると辛い乳液がでる。


↑クロラッパタケ。かなり良いサイズ。枯葉に似ているので、よく見ないと見落としてしまう。


↑ベニテングタケ。猛毒。


↑テングタケ。毒。


↑ドクツルタケ。猛毒。美しいキノコで、しばし見とれてしまった。


↑今日の収穫。一部をフレッシュで食べて、残りは乾燥保存。


goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

8月16日の森

2014年08月16日 21時40分36秒 | ノルウェー
朝9時から午後2時まで森に入った。約8キロの行程。
今日は初めてクロラッパタケを収穫した。また、トラクトカンタレラと呼ばれる、アンズタケの一種がほんの少し出ていた。
このトラクトカンタレラは、ノルウェーでは冬の直前まで取ることができる遅い時期のキノコ。まだ出始めたばかりのようだ。
クロラッパタケは、どう掃除してよいのかわからなかったので、とりあえず手で割って中をきれいにした。
感触は、ちょっとゴワゴワしたキクラゲのようで、割と簡単に縦に裂けるので手間はかかるものの掃除自体は簡単だった。あまり雑に扱うとすぐにバラバラになってしまう。中空のフォルムだけあって、中には土や枯れ枝などのゴミや小さなクモ、ダニが入っていた。
掃除の後で30分ぐらい塩水に漬けてさらに虫だし、細かなごみを洗い流してパスタの具にして食べた。
食感がシャキシャキして香りも良く、とてもおいしいキノコだった。

その他のキノコは以下のとおり。

イグチの仲間。種別不明なので採取せず。静かな森の中にマッチした凛々しい姿だった。


アンズタケ。旬に突入したのだろうか、サイズアップしている。


クロラッパタケ。この種のキノコは群生するとのこと。


ドクベニタケ?今週はこのキノコがあちこちに出ていた。種別不明につき採取せず。


傘の裏がスポンジ状になっているので、多分イグチの仲間。よくわからないかったので採取せず。


Dedly Webcapと呼ばれるキノコ?猛毒で腎臓組織が溶けるということでノルウェー人がひどく恐れている。


おいしそうなキノコだが、種別不明につき採取せず。傘にヌメリ有。


ドクベニタケ?種別不明につき採取せず。


霊芝のようなキノコ。種別不明につき採取せず。


Russula claroflava(ベニタケの仲間)? 種別不明。

goo | コメント ( 2 ) | トラックバック ( 0 )

きょうの森

2014年08月10日 00時06分04秒 | ノルウェー
朝8時から森に入った。
ファイヤーウィードの花がてっぺんまで咲き切りそうになっていたり、シラカバの落葉がぼちぼちと始まっていたりと、確実に秋の気配が濃くなってきている。
ファイヤーウィードは面白い花で、下から順番に小さな花が咲いていく。
アラスカでは、この花がてっぺんまで咲いてしまったら2週間後に初雪となるといった言い伝えがある。
人によっては1週間後とか1か月とかまちまちだったが、初雪の目安になるそうだ。ただ、ノルウェーではあまりそういった話は聞かない気がする。
そういえば、この花の蜜でできた蜂蜜をアラスカで購入した記憶がある。味については詳しくは覚えていないがなんとなく普通の蜂蜜とは風味が違ったような気がする。

今日のキノコは以下のとおり。


カンタレラ(アンズタケ)


同じくカンタレラ。ナイフの刃渡りは9.5cm


カンタレラの一種。


ショウゲンジ(コムソウ)


種別不明。傘にヌメリ有。採取せず。


イグチの一種?不明につき、採取せず。


スチールっぽい見てくれのきれいなキノコ。種別不明につき、採取せず。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )

ナイフ

2014年08月06日 23時44分32秒 | ノルウェー


先日ナイフを購入した。アメリカのアリゾナに本社があるカッツ社製K-100モデル。
鋼材は日本製のXT-80鋼材を使用。お店の人の話では割と丈夫な鋼材らしい。
グリップはラバー製のものでホールド感もしっかりしており、少々重くは感じるものの私の手にはしっくりとなじんでとても取り回しが楽に感じられた。

この夏はキノコに憑りつかれてしまい、ほぼ毎週末森に入っている。これまではアラスカで購入したダイバーズナイフを装備していたが、枝払いや焚き付け用の木材の切り出しには全く不向きだったので、この機会にブッシュクラフト・ナイフを購入しようということとなった。
しかし、はやる気持ちを抑えきれず慌てて購入してしまったため、すでにお気づきの方もおられると思うが、このナイフ、実はハンティング用でフェザークラフトという火起こし用の着火材作成や枝払いのバトンという作業を主とする「ブッシュクラフト」には向かないタイプであった。
箱出し時点では、刃本体に加工されている斜めに切り出されたべベルという部分の刃先(コバ)の仕上げがよろしくなかったので、砥ぎ直しの作業を進めているが、刃物本体部分がホローグラインドと呼ばれる凹面加工となっているため、研ぎ出しに難儀している。なにぶん素人作業で美しく仕上げるのは絶望的ではあるものの、現時点では切れ味も良くなってきている。まだ完了までには時間が必要だが、なるべくきれいに仕上げたいと思う。

オスロ近郊のノルウェイの森は割と整備されているので、GPSなどの装備を整えていれば遭難の危険を感じることはあまり感じない。ただ、森の中の道なき道を分け入っていると突然崖が出てきたりすることもあり、転落したら岩盤むき出しの部分にたたきつけられ、命を落とす危険も十分にある。
本当の意味で命を守るためにナイフが活躍する場面に遭遇しないように注意するに越したことはないが、もしも、に備えておきたいと思う。
goo | コメント ( 0 ) | トラックバック ( 0 )