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ミサイル・ディフェンス

2005年05月13日 17時52分12秒 | アラスカ
北朝鮮のミサイル攻撃、迎撃決断は7分で…米軍司令官 (読売新聞) - goo ニュース

核実験の兆候があるとして相変わらず世間を騒がせている北朝鮮。
いまのところ、その国がもつ弾道ミサイルの射程にはアラスカとハワイが入るとのこと。
以前、発射から当地まで10数分で到達すると聞いていたが、具体的に7分で届くとは驚きだった。
カップ麺の赤いきつねができあがるまで5分だから、ちょうど食べ終わる頃に着弾。
あ、お湯を沸かす時間を入れたら、食べる間もなく着弾してしまうようだ。
これは、大変なことだ。視点は相当ずれているが、まずいなぁと思った。

アラスカの人に弾道ミサイルのことについて聞いてみたが、あまりピンとこないようであまり真剣に届くなんて思っている人はいなかった。聞いたのは病院の受付のお嬢さんや売店のお姉さんとかだったから、東の果ての国の出来事よりもおしゃれとかの方が重大な関心事だそうだ。
わからないでもないなぁ。

太平洋戦争の頃を含め、アメリカは未だに本土に対する直接攻撃を受けたことがないそうで、フォートグリーリーへのミサイル配備が本格化している状況からかなりアメリカも本気である様子がうかがわれる。
そのミサイルの迎撃率は公表ではまぁまぁとのこと。
ただ、飛んでくる相手が核弾頭であるなら100%の率でなければ意味がないような気がする。
アイスホッケーのパックをパスされてもうまくキャッチできない私からみると、空を飛んでくる弾頭にタマぶつけるということは神業のように思えてならない。
打率10割がマストの世界。

フォートグリーリーは、地図で確認したらフェアバンクスのちょっと南に位置していた。
シーズンになると、さぞかし立派なオーロラが出現することだろう。
核とかミサイルとか、そんなめんどくさい話は抜きにして、阿呆のように口を開けてオーロラが乱舞する夜空を眺めていたいなぁと思った。
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平和な季節

2005年05月12日 17時43分53秒 | アラスカ
特に可もなく不可もない平凡な一日だった。
午前中、ふと空を見上げてみたら、ため息がでるぐらいの雲一つない青空だった。
といっても、それはつかの間のできごと。午後には曇ってしまった。
暖かくて、とても過ごしやすい日々が続く。
そんな平凡の中にも非凡の存在を確かに感じた。

春先の新緑もあっという間に夏向きの濃い緑色に変わってしまった。
星野道夫さんが本に書いていたとおり、アラスカの新緑はほんのつかの間のこと。
春は一気に通り過ぎていく。

ピックアップの荷台の犬は、アラスカではよく見かける風景。
発車と停車の際、よろよろしてしまうのは仕方ないことなのだろう。
まぁしょうがない・・・そんな悟りきった表情がとてもよかった。
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もしかして、西部警察のリキさんですか?

2005年05月12日 17時19分10秒 | アラスカ
恭兵&寺尾「半落ち」コンビで刑事ドラマ (日刊スポーツ) - goo ニュース

小学生の頃、寺尾さんの大ファンだった。
生まれてはじめて買ったアルバムが、寺尾聡のファーストアルバム「リフレクションズ」だった。
今思えば、とてもシブいガキだったなぁ。
今から24、5年前になるだろうか。当時は歌番組が全盛期だった記憶があり、ザ・ベストテンという番組で3曲同時ランクインするという、当時では奇跡的な快挙を達成したのも彼であった。
また、有名なルビーの指輪という曲が何週連続だったか忘れたが、世良政則の「銃爪(ひきがね)」という曲に破られるまでずっと1位を守っていた記録もあった。その功績をたたえてベストテンのセットに寺尾聡専用ソファー(深紅のベルベット)が作られたこともとても大きな話題になった。

今でも歌えるぐらい、寺尾聡のアルバムを聴き込んでいた。ほんとにバカみたいに。
当時の私は、寺尾聡はルビーの指輪の歌手であって、そして西部警察のリキだった。
ただそれだけだった。
昭和を代表する俳優、宇野重吉さんの長男と知ったのはずいぶん後のことだった。

最近、映画やドラマによく出ているようで、ずいぶん久しぶりに写真を見かけたが、ものっすごく渋みがでてきてすごいことになっていた。
まるでいかりや長介さんみたいだった。かっこよさがにじみ出た感じがすごいと思った。
今後のご活躍も楽しみにしている。

それにしても、最初で最後の寺尾聡のアルバムは、当時小学生だった私が言うのもなんだけど、忘れられないぐらい素晴らしかった。今改めて聴くと、おそらくはすっごく古くさく感じてしまうのかもしれないけど。
25年前の感動を何となく書き連ねてみたくなってしまったのでブログに書き込んでみた。
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Clam Gulch

2005年05月11日 17時18分11秒 | アラスカ
潮干狩りをしてきたところは、このようなところだった。
写真は満ち潮になりつつあるところだが、アラスカは潮の満ち引きの差が大きなところでもあり、引き潮の時はこのかなり沖まで引いてしまう。
海水はとても冷たく、空気も乾燥しているので風が吹くと、ぐっと体感温度が下がってしまう。
保温対策さえしっかりすれば、手軽にとれる貝と対岸のアラスカ山脈の白い山々の景色を楽しむことができる。
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貝掘り

2005年05月11日 17時05分55秒 | アラスカ
先週の土曜日にクラムガルチ(Clam Gulch)という場所に貝掘りに行ってきた。
ここではレザークラムという剃刀のような殻の貝を捕ることができる。
日本名ではおそらくオオミゾガイというのではないだろうか。
このレザークラムはレギュレーションでは一日60個まで捕獲することが可能となっている。
その日はクラム・ガンと呼ばれる筒状の道具をはじめて使ってみた。
これは一升瓶ぐらいの口径の金属の筒に取っ手がついたもので、その筒を砂地にグリグリ差し込んで砂ごと貝を引き抜く使い方をする。これがくせ者で引き抜くときには思いのほか力が必要だった。腰がまだあまりよくなっていないこともあり引き抜く度に軽めの電気を腰に感じるようになり、ただならぬ危険を感じたので予備として車に積んでいたシャベルに変更した。
2時間しないうちにくたびれてしまい引き上げることにした。
数えてみると、レザークラムが58個、ホッキガイが3個であった。
規定ギリギリだった・・・。

帰宅したあと早速調理にとりかかったのだが、レザークラムは砂抜きができない貝なので、ざっと殻を洗ったあとそのまま沸騰したお湯に放り込み、3分ほど湯がいて脱殻し身を冷水にさらして掃除してみた。特に水管部分には砂がかなり入り込んでいるので包丁で切り開いて砂を流す必要がある。
レザークラムのむき身は、同じく掃除したホッキガイとともにバター焼きにして食べてみたが、上品な甘さと歯ごたえの良さがとてもいい貝だった。
下準備が面倒な貝だが美味しかったのでまた機会があったら取りに行こうと思う。
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コククジラ

2005年05月11日 16時04分32秒 | アラスカ
人気集めたコククジラ、東京湾の定置網で死体発見 (読売新聞) - goo ニュース

つい先日の日本のニュースで見たばかりだったが、まさかこんなに早く死ぬとは思わなかった。
東京湾は行き来する船舶にとっても、航路が狭かったり過密状態であったりするためとても航行が難しいと聞いた。航路を少しでもはずれてしまうとすぐに座礁したり定置網等の漁具に接触したりしてしまうそうだ。
体長約8メートルもあり、ちょっとした潜水艇ぐらいの大きさなので定置網に引っかかってしまうと容易に抜け出すことができず溺れ死んでしまうのだろう。
今核実験の準備を進めている兆候があるとして世間を騒がせている北の方のちょっと困った国の潜水艇が、以前韓国沿岸の定置網に引っかかって座礁したというニュースを思い出した。

湾内に迷い込んだ時点で救助等を含め物理的には全く打つ手はなく、何かの拍子でまた外海に戻ってくれることを祈るしかない、まさに運頼みの状態であったことからすると冷たい言い方になるが仕方のないことだったのだと思う。かわいそうだけど。

鯨の死骸の除去について考えてみた。この死骸はいったいどうなるのだろうか。
平成16年に水産庁が策定した「鯨類座礁対処マニュアル」によると、コククジラは大型鯨類に分類されるそうで、座礁した場合の救出や人道的処置(殺処分)、死体処置処分や座礁地の清掃・原状回復に至るまで事細かに決められている。
この中で死体の処分については「水産資源保護法」、「廃棄物処理法」、「食品衛生法」等の法律に基づいて処理していくことになるようだ。
鯨肉として処理する場合には、食品衛生法に基づいて食用の可否を判断し、水産資源保護法に従って解体、死骸の残滓物は廃棄物処理法に従って廃棄する事になるとのこと。
また処理費用については1/2が水産庁より助成されるそうである。あとの半分はどうなるのだろうか。文面から読み取ると、県費負担となるようにも思える。
食うにしても捨てるにしても、そう簡単にはいかないようだ。
私が定置網の所有者だったら・・・保険も利かないだろうし、賠償請求も鯨の遺族に対して立てることはできないし、うーん、たぶん途方に暮れることだろう。いや、事実、どうしたらいいかわからない。
鯨にとっても人間にとっても、大変な事件だと、思う。
鯨類座礁対処マニュアル
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ペンキ塗りたて・・・

2005年05月06日 16時14分50秒 | アラスカ
この冬の間にスパイクタイヤで削り取られた車線を引き直していた。
アラスカは冬期のスパイクタイヤの使用が認められているので、道路の傷みが相当激しい。
舗装が薄いせいかもしれないが、アスファルトの破れや深い轍ができてしまう原因はこのスパイクタイヤにもあるのではないだろうか。
この季節は見事に車線がわからなくなる。
冬の間は道に積もった雪の上にできた轍に沿って3車線道路が2車線になってしまうのだが、雪解けを迎えるとその逆になる。
車線が全くわからないので3車線道路を車が4列走っている光景もよく見かける。

初めて見て気が付いたのだが、車線の引き方は至ってシンプル。
線引き専用のトラックからシャーっとスプレイするだけ。そのあとを申し訳なさそうにピックアップが一台「ペンキ塗りたてですよー」のでかい看板を掲げてトコトコ付いて回っている。
ほんの数分で一区間を引き終えてしまうのには笑ってしまった。
小さい頃、新しく舗装した道路に白線を引く作業を眺めるのが好きだった。
バーナーであぶったり、なんか特殊な線引き用のワゴンをおじさんが押していたりと、いろいろ作業があって、見ていて飽きなかったのを覚えている。
そして、できあがったばかりの、まるで洋風のクッキーの上に塗りたくられた砂糖ペーストのような不思議な立体感のある白線に感動していたものだった。

金をかけてできあがった物を長期間使い続けるか、必要最低限の費用で簡単に作って頻繁に塗り直すか・・。
合理性とか品質とかいった、そんな哲学の狭間で関係ないのに揺れ動いている自分がいた。
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空色のビル

2005年05月04日 17時40分58秒 | アラスカ
ビルをキャンバスにしたら
こんな風景が描けるんだろうなぁ・・・
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最近あったこと(2のつづき)

2005年05月04日 17時19分57秒 | アラスカ
「仔ムースが私のあとをつけてきた」と先ほど書いたが、実は私がムースの進路にいただけのようだった。
軽く一瞥をくれつつ、ヤツはそのまま追い越していってしまった。
ただ、しっかり耳をこちらに向けてたので、とりあえずは警戒してくれていたようだ。
追い越したあとで道沿いに生えている、まだまだつぼみのままのタラの芽をかじりつつ、こいつは脇の茂みへと消えていった。
野生動物は、限りなく自由なんだなぁと思った。
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最近あったこと(2)

2005年05月04日 17時07分04秒 | アラスカ
タラの芽を見つけて密かに喜んでいたら、背後の茂みからムースがのっそりと出てきた。
たぶん昨年あたりに生まれた仔のようで、まだまだ幼い感じがした。
幼さ故か、人間を見ても全く物怖じせずトコトコと私のあとをつけてくる。
子供とはいえ、ちょっとした馬ぐらいの大きさ。
ここでじゃれつかれたりでもされたら、無事ではすまないだろう。
もちろん、じゃれることはないのだが・・・。
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