本校では実技講習会を春、夏、秋、冬と年間4回実施しています。
今年の春期講習会は5月8日(金)と9日(土)、東京武蔵野美術学院の講師2名を招いて行われました。
2,3年生の希望者30名が参加し、2日間の講習に取り組みました。
写真は講習会で制作された生徒の作品です。
1日目の午前中が受験説明会、午後から二日目にかけて実技講習でした。
説明会では持参された100点近い参考作品を見ながら、昨年度の各大学の入試傾向や実技試験のポイントが解説されました。
生徒達は熱心にメモを取り、参考作品をじっくり鑑賞していました。
実技講習ではデザイン系と美術系(絵画、彫刻)に別れ、生徒各自が選択した課題を制作しました。
デザイン系は平面構成、卓上配布モチーフデッサン、セットモチーフ静物デッサンの選択。
美術系はセットモチーフの油彩、着彩、デッサン(木炭または鉛筆)と、ハンバーガーをモチーフにした構成デッサンの選択でした。
講評会では作品講評の他、デザインや絵画の専門的な話しを聞くことが出来ました。
現在活躍中のデザイナー佐藤可士和、深澤直人、吉岡徳仁、伊東豊雄などの仕事について解説もあり、生徒達はデザインの仕事に興味を深めていました。
■生徒のメモから
デザインの課題には条件や説明が多い。自分の意志よりも相手の気持ちが重要で、出題者の意図を読みとることが第一だと分かった。制作に際しては、漠然とではなく、はっきりしたイメージを持つことが大切だと言われた。
デッサンでは全体にパワーがなく、ぼやけて印象が薄いと言われた。鉛筆をしっかり研いで、音がするほど勢い良く、強く描くように心掛けたい。