「日米同盟の正体」孫崎享著 講談社現代新書 によれば、マイケル・グリーンが論文「力のバランス」(スティーヴン・ボーゲル編著「対立が協調か」中央公論新社 2002年所収)において、日本の1,000海里のシーレーン防衛を「欧州におけるソ連の攻勢に地球規模で対応するためオホーツク海のソ連の潜水艦を攻撃することを意味していた」という。今でもオホーツク海にはロシアの戦略潜水艦があるのならば、日本がシーレーン防衛を放棄しないことは、ロシアにとって自国の安全保障に支障をきたすものと考えられる。そうであれば、オホーツク海を守る国後島や択捉島の返還は難しいように思う。
当分、両国関係は政治と経済を分けて考えていかないといけないということか。
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・外務省が、Googleマップに尖閣諸島と中国名の釣魚島が併記されていることでGoogleに抗議した。ブッシュ政権の頃、米国地名委員会が最終的に駐〟i独島)を大韓民国領としたがそちらの抗議はしないのだろうか?
・大韓民国が射程1,500KMの巡航ミサイルを今年中に配備すると報道されていた(南北関係からいうとオーバースペックのような気もするが)。ちなみに沖縄の那覇から1,500KMの範囲というと、上海はもちろん、南京、青島や、香港、広州までも含んでいる。沖縄に同程度のミサイルが配備されれば(旧ソ連がキューバにミサイルを持ち込もうとしたように)、それらの都市が射程範囲内になるのですね。
・大阪府警の違法取調べの録音音声の一部が可視化議連で流された。岩上安身氏のオフィシャルサイトで見られる。
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