投資家の目線

投資家の目線190(サッポロHD VS 米スティール・P)

 1月30日のロイター記事に、「米スティール、サッポロHD 2501.T 株主総会で役員再任に反対へ=関係筋」とあった。今年もまたそんな時期がやってきた。
 1月12日の日経MJによれば、2009年のサッポロのビール系飲料の販売目標は前年比3%増の5,800万ケースを予想している(焼酎の販売ケース数は同6%減、売上高は同3%減)。アサヒやサントリーも販売増を狙っているが、キリンはマイナスを予想している。また同紙によれば、「ビール系飲料の販売計画は、各社が市場の縮小を見込」んでいるようだが、販売増の計画はリーズナブルなものなのか、それとも経営陣がかなり楽観的なシナリオを描いているのか、株主はよく見定めてから判断したほうがよいだろう。
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・小田急電鉄の創業者利光家も相場師出身だったんですね(日経ヴェリタス 2009/1/26相場師列伝)。東武鉄道の根津家といい、鉄道関係者は相場師出身も多いようだ。
・「かんぽの宿」70施設の整備費には2,402億円もかかったそうだ(1/28時事ドットコム)。かんぽの宿は営利事業ではないようだが、これだけ投資して少なくとも元は取れたのだろうか? 総務相の言うような宿泊代値上げを行っても、値上げで顧客離れが進み稼働率が落ちれば黒字化もおぼつかないだろうし。

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