板橋区舟渡にある、新日鐵住金の小径シームレス鋼管の製造工場が2020年5月をめどに休止される(2018年3月2日 新日鐵住金グループの中期経営計画について)。効率を高めるため和歌山に集約するようだ(「鋼管の製造を集約、新日鉄住金、東京地区閉鎖へ。」2018/3/1 日本経済新聞 朝刊)。最寄りの都営三田線西台駅からは徒歩約11分の場所になる。
近隣には高砂鐵工本社工場、日本金属板橋工場、隅田川を下った北区神谷町には大同特殊鋼王子工場(東京メトロ南北線志茂駅、徒歩8分)という新日鐵住金グループが大株主となっている企業の工場がある。各社のHPによると、高砂鉄工はみがき帯綱・みがき特殊帯鋼やステンレス製品など、日本金属は冷間圧延ステンレス鋼帯やみがき特殊帯鋼など、大同特殊鋼は焼入鋼帯や帯鋸の工場で、必ずしも板橋の新日鐵住金の工場に関わるものではないように見えるが、それらの企業の生産体制に影響はないのだろうか。
東京都から大手企業の製造拠点撤退により、町工場も減少するのではないだろうか?「下町ボブスレー」なんていう物語を作っているヒマなどないだろうと思う。
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