投資家の目線

投資家の目線559(日本の食品輸出)

 日本政府と食品企業が途上国への日本食品の輸出を拡大させるようだ。「第1弾は年内にアフリカと東南アジアで立ち上げたい考え。安くて安全で栄養価の高い食品を提供するため、現地の食材を使った食品の現地生産や、栄養状態を改善するサプリメント商品などを念頭に置き、対象国との調整を進める」(途上国の食品市場開拓、味の素や明治…政府と組織、貧困支援や輸出増。2016/03/09 日本経済新聞 夕刊)という。TPPへの対策としても、日本の農産物や加工食品の海外輸出が提唱されていた。

 しかし、今年になってダイコーとみのりフーズの、異物混入の疑いがあるため廃棄した食品の横流し事件が発覚している。昨年は台湾で、福島の原発事故に関連して輸入が禁止されている日本の地域の産地偽装事件があった。これで日本の食品は安全といっても信用されないのではないか?食の安全を謳うなら、口先だけではない食品の安全管理の徹底が先ではないかと思う。
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