投資家の目線

投資家の目線233(水ビジネス)

 先週、日本経済新聞で水ビジネスの特集があった。将来、世界で水の争奪戦が発生しそうなことに絡めて、八ツ場ダムの計画中止反対を唱える人もいるが(水の海外輸出でもしたいのだろうか?)、重要なのは水のリユースなどのエンジニアリング技術で、ダム建設のような土木技術ではないだろう。
 JETROの番組によれば、個々の技術で優れたものを持っている日本企業もあるが、金額の大きいのは水道事業の管理・運営の分野だ。全体的なシステム作りはシンガポールが優れているそうだ。同国は使用した水を「ニューウォーター(新生水)」という飲料水として使えるまでに濾過し、水資源を隣国(マレーシア)に頼らないようにするようだ。

JETRO GLOBAL EYE
沸騰!水ビジネス ‐シンガポールとの連携を探る‐

http://www.jetro.go.jp/tv/internet/20090903370.html

 27日(日本経済新聞朝刊 神奈川)には横浜市が浄水場運営会社を設立すると報じられたが、先行する海外企業に追いつくのはなかなか大変そうに思う。
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・麻生政権で選挙の翌々日に支出された2億5千万円の官房機密費の使い道は何だったのだろう。そういえば、麻生内閣の漆間巌官房副長官の警察庁長官(および次長)時代には警察の不正経理問題が相次いで持ち上がっていた。よくよくお金の絡んだ時期にあたる人だ。
・西松建設の偽装献金疑惑で、東京地検特捜部が自民党の二階前経産相の秘書を政治資金規正法違反容疑で立件する方向という。今まで、何度も起訴を見送ってきたのになぜこの時期に?やはり「国策捜査」批判を避けるためだろうか?検察にとって、よほど民主党政権は都合が悪いように見える。

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