しかし、5月28日には死者は出なかったものの北海道のトンネル内でディーゼル特急が全焼したばかり。まだ原因は発表されておらず、事故を起こした車両と同系列が運行停止になったとも聞かない。同特急は約700mのトンネルの真ん中ぐらいで停車している。視界が利かないのか、トンネル外に脱出するのに10分ほどかかるという(2011/5/31 JR北海道 「石勝線 清風山信号場構内で発生した列車脱線事故について」)。きちんと停車させたものの避難誘導には問題があり(乗務員の数が少ないので限界もあろうが)、乗客自らの判断で避難しなければ北陸トンネル火災事故のように被害が大きくなった可能性もある(ソフト面に問題あり)。
大都市圏において、来春には学園都市線(札沼線の一部)、2015年春には武豊線が電化される。国内のディーゼルカーの需要は頭打ちになるだろう。既に日本のディーゼルカーのメーカーは独占に近い状態だ。車両メーカーは輸出も考えないといけないのでは?輸出するにあたって、まだまだ日本の鉄道の安全技術も再検討する余地がある。大きな事故にならなかったが信号の誤表示(2011/6/15 JR北海道 「石勝線 追分駅構内における信号機の誤表示について」 同16日には再発、同18日復旧)や、遮断機が下りなかったり、列車の通過中に遮断機が上がったりするなどの踏切の不具合は良くあるのだから。
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