『リチャード・アンダーソン最高経営責任者(CEO)が「16年も日本線の旅客規模を成長市場、特に中国に再配分する」と話すように、16年は日本線の規模を15年比で最大10%減らす一方、中国線は7%増やす方針だ。
デルタは成田をアジアのハブ拠点として残すが、軸足は確実に中国に移る。
(中略)
デルタと異なり日本に提携先を持つユナイテッド航空でさえ中国国際航空と連携を深め、アメリカン航空も中国直行便を増やしている。』(米航空、止まらぬ中国シフト(ウォール街ラウンドアップ)2016/01/20 日本経済新聞 夕刊)
また以下の記事によれば、米国は米中間航路の補給基地として日本の開国を求めてきたという。
黒船が来た! 日米中衝突の宿命 文藝春秋SPECIAL 2015夏 2015年05月26日
米中間の直行便が増えれば、中継・補給基地としての日本の価値は薄れる。JETROの番組で見た記憶があるが、仙台空港は米中間のビジネスジェットの給油基地となっているようなので、その点で日本には補給基地としての価値はまだありそうだ。しかし、ビジネスジェットの無給油での航続距離が延びればその価値は薄れるだろう。米国にとっての日本の重要度は、今後低下するばかりだろう。
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・先週の円安を要因とする悪影響・値上げ発表等記事
「円安などによる原料の調達コスト上昇が主要因で、企業努力だけで吸収するのは困難と判断した」(味の素、粉末スープ「クノール」値上げ、33年ぶり。2016/01/23 日本経済新聞 朝刊)
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