今年ほど桜の花をたくさん見た年はありません。
桜の花を見ると切なくなるのを承知で桜の花を求めて歩き回りました
一寸、がむしゃらだったかもと反省しています。
桜の花の中に娘の顔が浮かびます
この4月で娘が逝って丸三年経ちます。
桜の咲く頃、日に日に弱っていく娘に会いに病院へ通いました。
電車とバスの窓から桜の花を虚ろな心で眺めていました。
病室に入ると笑顔で娘とお喋りします。
娘は、お父さん、何してる~とか、お昼ご飯は何を作ってきたの~と父親の心配。
気丈で優しい娘でした。
葉桜の頃、娘は黄泉の国へ旅立ちました。
娘が逝って一年間、ワタクシは抜け殻状態でした。
桜が咲く季節が巡ってきても家に籠もっていました。
そんな時、友だちからお花見しましょうとお誘いが。
コーラスの気の合う仲間たちが4人、集まるとのこと。
ワタクシを元気づけようとの心遣いでした。
行きたくない気持ちを無理に奮い立たせてまいりました。
手料理をご馳走になりながら、マンションの部屋からお花見しました。
丁度、、中庭の桜が満開でした。
娘の事に触れずに、いつものように楽しい会話が飛び交っていました。
みんなの優しさが心にしみました。
このお花見の後はさすがに疲れましたが。
これが切っ掛けで、前に進まなければと思うようになりました。
ブログも再開して (4年間のブランク)、ブロ友さんにも元気を頂きました。
昨年の四月は三回忌法要で桜どころではありませんでした。
そして、今年、三年目。
また、桜の季節が巡ってきました
娘の面影を求めて桜に会いに出掛けたような気がします。
桜が散るのを見ると、あの頃を思い出して切なくなりますね。
でも、娘に心配を掛けないように、夫婦で前向きに生きていかなくては。
桜の花は、ワタクシにとって特別なのです。