草木も眠る丑三つ時。いや、その表現は今では古いだろうか。田舎ならばともかく東京、しかも有名な夜景スポットの近くとなれば文字通り四六時中車や人であふれている。
その都会の片隅、アパートと呼ぶにはあまりにせまいその一室に男が一人住んでいた。テレビには人気アイドルが司会を務める深夜番組が流れ、その傍らでネットサーフィンをしている。いまどきの若者の夜と言う絵画でも出来そうな光景の中、男はふと明日必要なものを買い忘れたことに気がついた。こういうときに都会は便利だ、そういうことを考えながら男はいそいそと部屋を出る。
およそ2分、部屋から出てアパートの玄関口についた男はふと何かを忘れている事に気がつく。しかし、それが何かを思い出す事が出来ずに入り口で立ち止まり思案を始める。なんだったであろうか、何か重要な約束であったような気がするが、頭の中に何か霞がかかったようなモヤモヤとした感覚だけが支配している。
そして思い出す。それはある人との大切な約束。一日一回、たったそれだけだが繋がる大切な瞬間。
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一瞬の逡巡。
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男は走り出した。
時間はもうない。
一分、一秒いや刹那たりとも無駄には出来ない。一日が終わるまで後どれほどの時があるのであろうか。時計を持っていない男にはそれを知る術はなかった。エレベーターの待ち時間が、自分の階に上がるまでのわずかな時間が永遠にも須臾にも感じるこの感覚。エレベーターの扉が開く。男は走り出した。扉の前に人がいなかったのが救いだろうか。歩けばおよそ50歩、その距離を男は通常の2倍、3倍の歩幅で走り抜ける。距離が縮まる。40歩、30歩、20歩、10歩、扉をこじ開け部屋の最奥にある目的地へと一直線に向かう。
時が刻一刻と迫る中、男は最後の作業に取り掛かる。幸い既に電源は入っている。お気に入りをクリックし必要な情報を入力、ボタンを押す。間に合った、そして約束を果たした男は・・・。
はい、という訳で昨日の一連の行動を小説風にしてみました。ちなみに表現の関係で一部おかしいです。草木も眠る丑三つ時なのに間に合ったとか。まぁ、気にせず突っ込みいれつつ読んでいただけたら幸いです。
Gooブログの管理者ページは細かい時間まで分かるんですが、それによると・・・・・
23:59:47あぶねぇ(笑)
一回でも投稿ミスとかあったら終わりでした
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しかし毎日地道に投稿している為か、訪問者・閲覧者数ともに平均して通常の倍になりました。感謝です。
とはいえ、正直ネタがないのに無理やり投稿したりとかはきついと言うか意味がないので7月より通常の投稿ペースに戻します。今回はご報告もかねてこんな記事です。あと、こんな時間から投稿とか引き篭もりのネットヲタじゃねJK?とか思いの皆さん。
ご安心下さい、現在お仕事なぅです)をい
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