男鹿滝の頭湧水群
寒風山(標高355m)の北東麓に「滝の頭」と呼ばれる湧水群と清水をたたえる沼がある
名水と言っても、他の名水と大きく異なる点は、寒風山麓の総湧出量の7割・1日当り約2万5千トンという膨大な湧水量にある
滝の頭湧水は、古くから農業用水や飲料水として利用されてきただけに、天からの授かりものとして崇められ敬われてきました
寒風山一帯の伏流水が岩穴から轟音を発し、辺り一面から湧出している。滝の頭湧水の一帯の岩や杉の根元に生えた苔は、一年中切れる事のない清列な水であることを証明している
「滝の頭」と呼ばれる沼の水が透明な理由は、地表から流入する水量より湧水量が圧倒的に多い事に加え、湖水の体積が小さく水の交換が速やかに行われているからです
湧き口には今木神社という不動尊が祀られ、三吉神、太平山碑などの石碑に囲まれ、天からの授かりものとして地域の人々に崇められ、敬われてきたことがわかります
今木神社は男鹿市鮎川(しびかわ)の集落が主に祭り、祭礼は5月28日。
今木神社の脇にある溜まりには、山椒魚が棲み、これを捕えて生きたまま飲み込むと胃を掃除してくれるものとして、昔はよく参拝者が飲み込んだそうです
*水源確保のため、男鹿市滝の頭水源浄水場の許可をいただいたら(住所・氏名・電話番号記入)湧水郡へと整備された道を進みます
滝の頭湧水の水質は、重炭酸ナトリウム型で、滞留時間の長い地下水の特徴を示してます。
地下ダムのような大きな盆地状形の排水出口に相当し、その盆地状形を通過するために20年以上の時をかけて湧水しています
流域の保全には細心の留意が必要になっています
道路脇の給水スポット(自由に給水できます)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます