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1月29日の祈祷会の内容です。

2025-01-28 19:54:00 | 日記
祈祷会       ルツ記1章「ルツの思い」     2025.1.29

 今日から、ルツ記の学びに入っていきます。旧約聖書の中で2つが女性の名前になっていますが、その1つです。新約聖書の最初にあるマタイによる福音書の1章に、イエス・キリストの系図が載っていますが、その中に「サルモンはラハブによってボアズを、ボアズはルツによってオベドを。オベドはエッサイを、エッサイはダビデ王をもうけた」(マタイ1:5~6)とあるように、ルツの名前が出ています。神の救いの出来事の中で、ルツが重要な役割をしていることが分かります。ルツはイスラエルではなくてモアブの人です。異邦人です。それが、イエス・キリストの系図の中に置かれているのです。

・1:1~7、残されたナオミ
 ルツ記の最初には、「士師が世を治めていたころ、飢饉が国を襲った」(1:1)とありますように、ルツ記の背景は士師時代だということが分かります。その時に、飢饉がイスラエルを襲ったのです。そして、ルツ記は、ある人が妻と2人の息子を連れて、ユダのベツレヘムからモアブの野に移り住んだと書いています。その人の名はエリメレク、妻ナオミ、2人の息子はマフロンとキルヨンであるといいます。ユダのベツレヘム出身のエフラタ族の者だといいます。3人はモアブの野に着いて、そこに住みます。まもなく夫エリメレクはナオミと2人の息子を残して死んでしまいます。妻ナオミにとって大きな悲しみだったのでしょう。その後、息子たちはモアブの女性を妻とします。イスラエルの流れからすれば、異邦人との結婚は許されていないと思っていましたが、この時はゆるやかなものだったのでしょうか。1人はオルパといい、もう1人がルツといいました。ナオミたちは約10年間モアブで暮らしたとあります。その中で悲しいことが起りました。2人の息子たちが死んでしまうのです。ナオミは夫と2人の息子に先立たれ、1人残されてしまいました。ナオミは、モアブの野を去って、国に帰ることにしたのです。神がイスラエルを顧み、食べ物をお与えになったということを聞いたからです。ナオミは住み慣れた場所を後し、2人の嫁もついて行きました。

・1:8~19、ルツの決意
 故郷ユダのベツレヘムに帰る道すがら、ナオミは2人の嫁に「自分の里に帰りなさい。あなたたちは死んだ息子にも私にもよく尽くしてくれた。どうか主がそれぞれに新しい嫁ぎ先を与え、あなたたちが安らぎを得ますように」といいます。ナオミは2人に別れの口づけをすると、2人は声をあげて泣いて「いいえ、御一緒にあなたの民のもとへ帰ります」といいます。ナオミは「私の娘たちよ、帰りなさい。どうしてついて来るのですか。あなたたちの夫になるような子どもが私の胎内にまだいると思っているのですか。私たちの娘たちよ、帰りなさい。私はもう年をとって再婚などできません。たとえ、まだ望みがあるとして、今夜でも誰かのもとに嫁ぎ、子どもでも産んで、その子たちが大きくなるまであなたたちは時を待つつもりですか。それまで嫁がずに過ごすつもりですか。私の娘たちよ、それはいけません」と答えるのです。2人はまた声をあげて泣くのです。オルパはやがて、しゅうとめに別れの口づけをしましたが、ルツはすがりついて離れませんでした。ナオミは「あのとおり、あなたの相嫁は自分の民、自分の神のもとへ帰って行こうとしている。あなたも後を追って行きなさい」といいます。モアブの女性である2人は、故郷に帰ると、自分の家や親せきがいるはずです。しかし、ナオミと一緒に行けば、全く誰も知っている人がいないのです。それを心配してナオミはルツを説得しています。

 ルツは「あなたを見捨て、あなたに背を向けて帰れなどと、そんなひどいことを強いないでください。私は、あなたの行かれる所に行き、お泊りになる所へ泊まります。あなたの亡くなる所で私も死に、そこに葬られたいのです。死んでお別れするのならともかく、その他のことであなたと離れるようなことをしたなら、主よ、どうか私を幾重にも罰してください」と答えています。ルツの強い決意が語られています。どうして、このように強い思いになっていったのでしょうか。10年間、共に過ごしたことで神への信仰が強くなっていったのでしょうか。ナオミはルツの決意が固いのを見て、説き伏せることを止めました。2人は旅を続けて、ついにユダのベツレヘムに到着しました。

・1:20~22、うつろな帰国
 2人がベツレヘムに着くと、町中はどよめきます。女性たちが「ナオミさんではありませんか」と声をかけてくると、ナオミは「どうか、ナオミ(快い)などと呼ばないで、マラ(苦い)と呼んでください。全能者が、私をひどい目に遭わせたのです」といいます。更に、ナオミは「出て行く時は、満たされていた私を、主はうつろにして帰らせたのです。主が私を悩ませ、全能者が私を不幸に落とされたのに」と答えています。ナオミの苦しみが分かります。ナオミはこうして、モアブ生まれの嫁ルツを連れて、モアブの野を去り、帰って来ました。2人がベツレヘムに着いたのは、大麦の刈り入れの始まるころだったとあります。

 ルツ記1章を見てきました。ここでは、ナオミの苦難が書かれてあります。飢饉のために、故郷からモアブの野に逃れて、そこで10年程住むことになりました。最初に、自分の夫を失い、2人の子どもたちは、モアブの女性と結婚することができましたが、妻を残して、2人の子どもは死んでしまったのです。飢饉が終ったという知らせを聞いたナオミは、モアブから故郷のベツレヘムに帰ろうとします。死んだ2人の妻たちは最初に一緒に帰ろうとしました。しかし、ナオミはそれを止めて、自分の故郷に帰るように説得します。1人は帰って行きましたが、ルツは承知しません。ナオミはルツと一緒に、故郷のベツレヘムに帰ることになります。ナオミの悲しみと、ルツの姑ナオミに対する深い愛情をみることができます。異邦人のルツがどのような思いでそのような気持ちになっていたのかを思いを寄せ、ルツ記を読んでいきたいと思います。私たち自身は、ルツのような愛情を持っているでしょうか。

祈り 神よ、聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございます。ルツ記の学びに入っていきました。ルツのナオミに対する深い愛情を見ることができました。どうして、ルツはそのような愛情を見出すことができたのでしょうか。異邦人として、イスラエルの人々から迫害を恐れることなく、ナオミと共に生きようとしたルツの思いを少しでも知ることができますように、導いてください。この願いを、イエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                            」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございました。(横山厚志)



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