Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

自己満足の旅(新規ルート開拓に燃えてみた)

2024-03-26 18:12:01 | 旅行

幼少の頃より

なんせ単純往復が大嫌いな天邪鬼

 

先日、またまた瀬戸内海沿岸への出張が決まり

それも本州側の備後とあって

常識的に考えれば山陽新幹線なら片道3時間もかからない場所

 

ところがなんせ山陽新幹線が社会人になったばかりの1980年から

最も嫌っている公共交通機関のひとつ

 

その理由は高速道路(山陽道、中国道)も同じなのですが

トンネルだらけにアップダウンの繰り返しで

車窓からの景色もつまらなくウンザリ

 

そんな背景もあって

九州へは飛行機か大阪からフェリー

 

四国は当然のことながら本州の瀬戸内沿岸へもフェリーで四国経由とし

大阪南港と愛媛県西条市の東予を結ぶオレンジフェリーを利用してきたのですが

 

それも近年では乗り過ぎて飽きてしまい悩ましく思っていたため

新たなルートを開拓できないかと

得意のGoogle Mapsの航空写真を眺め

閃きで発見したルートを今回ご紹介させていただこうと思います。

 

 

【往路】

自宅のある奈良市から第二阪奈道路、阪神高速東大阪線、湾岸線を使って

大阪南港フェリーターミナルへ

いつものデラックスシングル&ジムニWEB割り¥18,720

出航時刻22:00ですが、このオレンジフェリーの大阪航路は

航海時間が8時間しかないため トラックのドライバーもしっかり寝られるようにと

20:00から乗船できるのが利点のひとつ

展望浴場の浴槽にゆったり浸かり

部屋に戻って浴衣姿でテレビを観ながら晩酌を楽しみ

出航前にベッド潜り込んで就寝

 

時間調整しながら予定時刻の06:00に下船できるようにしているようで

05:30になるとアナウンスが入るので、だいたいその前に朝風呂に入ります。

この日は、仕事先の船が午後到着だったので

滞船できる07:00まで船内でのんびりしてから今治に向かい

しまなみ海道で本州側に渡り

 

インターネットカフェの鍵付き完全個室に寝転がって時間調整

ネットで船の位置を確認して

閃きで決めたルートで帰ろうと実質3時間で仕事を片付け

 

【復路】

 

閃きで帰りのルートにと決めた経路を再確認して

一路フェリー乗り場を目指してひた走り

日曜日で通勤ラッシュを避けられたからか

16:00に沼隈(常石)を出発し鞆の浦経由としたにもかかわらず

2時間後に無事新岡山港に到着し

ホッとしながら最終便の18:30発フェリーのチケットを購入

実は、新岡山港が間に合わなかったら瀬戸大橋を渡って四国に戻り

高松からの最終フェリー(20:30発)に乗ろうと思ってたので

ホッと胸を撫で下ろしました。

岡山から四国方面と言えば

宇高連絡船の宇野港(玉野)だったのに

瀬戸大橋が開通して宇高航路もなくなり

宇野は直島などへ渡る船だけとなり

 

小豆島へは岡山からのアクセスを考えてか

岡山の中心地から流れる旭川と百聞川の河口にできた港のようでした。

18:20乗船開始

船内は片道1時間15分ほどの短い航路なので椅子席のみ

ただ、小豆島観光のアクセスを売り込もうとしている様子で

展望デッキがあったり

滑り台や展望デッキ

ブランコや遊具

その上、ミニトレインまであってビックリ

新岡山港を出航してすぐに目についたのが

工業地帯のようなこの灯り

Google Mapsで現在位置をみてみると

テイカ株式会社とあって 何の施設なんだろうと調べてみると

帝人の関連会社で(旧帝人化工機)

化学メーカーなんだそうです。

 

いや~、まさか岡山にそんな工場があったとは

勉強になるなぁ

 

そうこうしてるとあっという間に小豆島の西の玄関口”土庄”に到着

 

実は小豆島へは初上陸だったため

小豆島=オリーブ、寒霞渓、醤油、そうめん のイメージで

とりあえず寒霞渓方面の飲食店で晩御飯にしようと

小豆島の中心、内海町を目指してみたのですが・・・

Google検索に載っていた夜9時や10時まで営業している飲食店は

居酒屋を除きみんな既に店じまいして真っ暗

 

開いているのはコンビニとスーパーマーケットしかなくガッカリ

 

どこかで晩御飯を済ませてから宿を探し

ゆっくりお風呂にはいって疲れを癒し

翌日、寒霞渓やその他の観光名所を巡ってから

フェリーで神戸に渡ろうと思っていたのに大誤算

(ネット情報を鵜呑みするのは危険だなと学習しました)

 

翌日も雨予報だったこともあり泊まって観光するモチベーションもダダ下がりしてしまい

調べてみると坂手港から22:40発の神戸行夜行フェリーがあったので

それまでの時間潰しに”二十四の瞳”映画村を外から眺め

泊まるのを断念して夜行フェリーに乗ることにしちゃいました。

この夜行フェリー、小豆島を22:40に出航して

高松経由で神戸着が翌朝の05:25

普通の直行便だったら3時間15分ほどの航路なのに

平日の神戸01:00発と休日の小豆島発神戸便のみ高松経由となって所要時間約6時間半

 

わざわざ大回りするのが面倒くさいなぁと思っていましたが

未明に目的地に到着してもかえって困るだろうとの配慮みたい

 

 

スマホでこのジャンボフェリーの新船を調べてみたと新船ロフトタイプの個室があったので

日曜の夜だし、空いてるだろうと思っていたら

『夜行だから個室でゆったり過ごそうと早く売り切れちゃうんですよ』と教えてくれ

代わりに”のびのび席”ANNEXのコーナーに他の乗客のいない席を取ってくれました。
(プレミアでお風呂とコーヒースペースも使えるからと丁寧な説明まで)

 

優しくて親切な売り場のオバチャンで嬉しかった~

この日は天候が悪かったからなのか 少々遅れて到着

船内はこんな感じ ↓

 

今回の席がこの3Cの”のびのび席ANNEX”

QRコードで入室ができます。

 

売店やスナックコーナーもそこそこ充実してますし

旧船でもありましたが、このジャンボフェリーには

讃岐らしく”うどんコーナー”があるんですよ。

プレミア席券でのみ入場できるスペースで

 

ミラクルファインバブルの湯舟をそなえたお風呂に

冷えた身体を温めようとしっかり湯舟に浸かったけど気持ち良かった~

足湯コーナーもありました。

このジャンボフェリー、元々香川県高松と神戸を結んでいるため

徒歩乗客の需要もあり、それ以上にトラック(特にコンテナ)の貨物輸送に人気なんです。

なんせその道(業界)の人間なので、煙突から機関室の構造を推察して喜んでました(笑)

高松港

自動車で乗り込めばエレベーターも使えますが

徒歩だとそこそこの階段を上る必要があるようで

バリアフリーの時代に遅れてるなぁとの印象

四国と本州の間には

神戸・明石から明石海峡大橋と鳴門大橋で淡路島経由して徳島に渡るルート

瀬戸大橋で岡山(玉野)~香川県の坂出のルート

広島県尾道(高速では福山)から愛媛県今治をいくつもの大橋で結ぶしまなみ海道

と高速道路網も充実して陸路でいつでも本州と四国の間を簡単に行き来できる時代ですが

 

近年では一般貨物物流の主流となりつつあるトラック輸送では

2024年問題を懸念する以前からドライバー不足が悩みの種だったこともあり

 

愛媛県からの水産物(養殖の魚介類)は東予とのオレンジフェリー大阪航路

工業製品は四国の中央に位置する新居浜と神戸を結ぶオレンジフェリー阪神航路

そしてたぶん主に輸出入に係る製品等は高松と神戸を結ぶジャンボフェリーでと

すみ分けされてるんだなぁとの印象でした。

05:20 定刻5分遅れで神戸(三宮)到着

早朝でトラックだらけの阪神高速で奈良まで戻りました。(06:05着)

 

この日走ったルートはこんな感じ ↓

愛媛県西条市の東予港を出発し

しまなみ海道で尾道に渡り沼隈(常石)で仕事してから

山陽道と瀬戸中央道で早島ICから新岡山港へ

新岡山港から小豆島(両備)フェリーで小豆島の土庄に渡り

土庄から小豆島町を抜けて

”二十四の瞳”映画村に立ち寄ってから坂手港からジャンボフェリーに乗船

高松経由の夜行便で

神戸に渡り

阪神高速と第二阪奈道路で奈良まで

フェリーを含めた移動距離約480km

運転した距離は丁度300kmとなりました。

 

正直に打ち明けると

早朝にフェリーから下船して四国から本州に渡り

仕事を終えてからの一般道、高速道路、フェリー、一般道、フェリー、高速道路

で帰宅

 

帰路の夜行フェリーでの寝不足と仕事の疲れもあってクタクタのヘロヘロでしたが

新しいルートをみつけ走破できて嬉しかった~

 

さて、残りの人生

あと何回くらいこんな旅ができるのでしょうか

 

とりあえず後悔しないように

身体が動かせるうちは精一杯人生を楽しもっと

 

 


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