書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

文徴明・赤壁賦(1558)

2006-11-24 07:10:28 | Weblog

彼の没する5年前の作、八十有四年の作だ。
これを見たら前言を覆せねばならない。
文徴明は幾度と無く赤壁賦を書いたらしいが、
このやや行書掛かった楷書の赤壁賦が彼の最高傑作とされる。
この自由闊達さ、切れ味の鋭さは真似が出来ない。