大学時代を振り返ると、あっしは恋多き男でした。
忘れ去られる前に書ける範囲で残したいと思う。
あれは大学3年生の頃でした。
精神福祉士の資格を取る勉強に励んでいた時でした。
可愛いより美人があっしの持論です。まさに当てはまる女性に出会いました。
簡単に言えば、一目惚れです。
一際小さいその姿から目に見えないオーラを感じました。あっしはその娘を「エンジェル」と名付けました。
授業などで見かけると、友達に「エンジェルがいるぞ。エンジェルがいるぞ」と言ってました。
そんなある日、福祉大のバス停で佇んでいると、偶然エンジェルがあっしの前を通りかかり、声をかけてきました。
「同じゼミだよね?」
あれはセミが鳴き始めた6月。忘れられない情景が今でも甦ります。
しかし、何を話したかは覚えていません。その日を境に徐々に話しをするようになり、どうにか強引にテスト勉強をエサ(?)に携帯番号をゲットするまで至りました。
エンジェルはギャルみたいな格好です。まぁ美人だったら毎日ジャージでもあっしは一向に構いませんが(笑)
その頃国分町でバイトをして、水商売系の人を毎日見ていたせいか、どこか感覚がマヒしていたのかもしれません。
廻りからはあれはやめとけとか批判の声が絶えませんでしたが、それでもGOING MY WAYを貫き通しました。
しかし、テスト期間を過ぎると、エンジェルから届くメールの数が極端に減り、いつの間にかこちらから発信しないとメールが来なくなりました。
長い夏休みに入り、大学でも会えない。
かといって、遊ぼうと誘う勇気もない。
そんな日々が続きました。
街路樹の紅葉深まる頃に自分の想いをぶつけようと意を決しました。
エンジェルは元彼からもらったペンケースを使っていました。その話を本人から聞いたときに、新しいペンケースをいつかプレゼントしようと思っていました。
福祉大のバス停でエンジェルを待つあっし。
手にはちょい高めのブランドのペンケースがありました。
そして、告白したのです。
ありきたりなセリフを言って最後に
「もしOKだったら、これを使って欲しい。元彼のを使うんじゃなくて、俺のを使って欲しい。最後にもう一度いいます。大好きです…」
語尾に強さがなかったのは自信がなかったからかもしれません。
結果はいうまでもありません。
あっしがチョイスして渡したペンケースは一体どこにいってしまったのだろうか。
エンジェルは元気にしているだろうか。風のうわさでは地元の福島に戻ったとかで、元気にしていることを100マイル離れたところから祈っています☆
季節はすっかり冬めいて、街がイルミネーションで輝く頃。
人ごみに溢れたアーケードを歩くあっし。右手をポケットに、左手に感じたのは暖かい人の温もり。その温もりをあっしは握り締めて、雑踏の中を歩いていた。
『Don't you know you are my Angel』
思い出の曲はROSSOの「バニラ」という歌です。
歌詞の一節がかっこいいです。
「あなたは私の天使なんだからどこに飛んでいったっていいの
でも たまには上から名前だけでも呼んでいて
空を見上げる理由になるから ちょっとだけ嬉しいの」
忘れ去られる前に書ける範囲で残したいと思う。
あれは大学3年生の頃でした。
精神福祉士の資格を取る勉強に励んでいた時でした。
可愛いより美人があっしの持論です。まさに当てはまる女性に出会いました。
簡単に言えば、一目惚れです。
一際小さいその姿から目に見えないオーラを感じました。あっしはその娘を「エンジェル」と名付けました。
授業などで見かけると、友達に「エンジェルがいるぞ。エンジェルがいるぞ」と言ってました。
そんなある日、福祉大のバス停で佇んでいると、偶然エンジェルがあっしの前を通りかかり、声をかけてきました。
「同じゼミだよね?」
あれはセミが鳴き始めた6月。忘れられない情景が今でも甦ります。
しかし、何を話したかは覚えていません。その日を境に徐々に話しをするようになり、どうにか強引にテスト勉強をエサ(?)に携帯番号をゲットするまで至りました。
エンジェルはギャルみたいな格好です。まぁ美人だったら毎日ジャージでもあっしは一向に構いませんが(笑)
その頃国分町でバイトをして、水商売系の人を毎日見ていたせいか、どこか感覚がマヒしていたのかもしれません。
廻りからはあれはやめとけとか批判の声が絶えませんでしたが、それでもGOING MY WAYを貫き通しました。
しかし、テスト期間を過ぎると、エンジェルから届くメールの数が極端に減り、いつの間にかこちらから発信しないとメールが来なくなりました。
長い夏休みに入り、大学でも会えない。
かといって、遊ぼうと誘う勇気もない。
そんな日々が続きました。
街路樹の紅葉深まる頃に自分の想いをぶつけようと意を決しました。
エンジェルは元彼からもらったペンケースを使っていました。その話を本人から聞いたときに、新しいペンケースをいつかプレゼントしようと思っていました。
福祉大のバス停でエンジェルを待つあっし。
手にはちょい高めのブランドのペンケースがありました。
そして、告白したのです。
ありきたりなセリフを言って最後に
「もしOKだったら、これを使って欲しい。元彼のを使うんじゃなくて、俺のを使って欲しい。最後にもう一度いいます。大好きです…」
語尾に強さがなかったのは自信がなかったからかもしれません。
結果はいうまでもありません。
あっしがチョイスして渡したペンケースは一体どこにいってしまったのだろうか。
エンジェルは元気にしているだろうか。風のうわさでは地元の福島に戻ったとかで、元気にしていることを100マイル離れたところから祈っています☆
季節はすっかり冬めいて、街がイルミネーションで輝く頃。
人ごみに溢れたアーケードを歩くあっし。右手をポケットに、左手に感じたのは暖かい人の温もり。その温もりをあっしは握り締めて、雑踏の中を歩いていた。
『Don't you know you are my Angel』
思い出の曲はROSSOの「バニラ」という歌です。
歌詞の一節がかっこいいです。
「あなたは私の天使なんだからどこに飛んでいったっていいの
でも たまには上から名前だけでも呼んでいて
空を見上げる理由になるから ちょっとだけ嬉しいの」