またたび

どこかに住んでいる太っちょのオジサンが見るためのブログ

グラスホッパーをお一つ

2009-05-14 07:55:45 | 東京日和
最近は仕事が早く終わると決まっていくお店がある。
それは国分寺にあるRAYSというショットバーだ。
http://rays.wns.jp/kb/
ダーツが出来るということもあるが、一番の理由は個性豊かがスタッフがいるからである。
話せば話すほど味が出るというか、なんだろ、とにかく足繁く通いたくなる何かを持っている。
しかも、平日はお酒が一杯500円なのも良心的でまた行きたくなる理由になる。

いつものように一杯飲んでから、いつもの

ダーツの練習です(カメラ目線ですみません…)

いいときとわるいときの差が半端ないです。このムラをどうにかするのが今後の課題です。
んで、昨日は

はっさくの梅酒をロックで注文!梅酒は苦手ですが、はっさくが梅に圧倒しており、けっこうあっさりと飲めました。
そしーて最後はやっぱ…

グラスホッパーで締め!
これが定番となってしまいました♪
これまたうまい!

今度はスタッフさんの写真を載せます。
入りやすくて、雰囲気もいいので、機会があったら飲みにでもどーぞ。
19:00オープンで早い時間ならあっしがいるかもしれません。

今はこれでいい。
きっと答えなんていずれ自ずと出てくるはずだ

日々是好日

2009-05-13 07:51:21 | 東京日和
またこれかいと突っ込まないで読んで下さいね。
昨日は早めに仕事が終わったので、ゲームシティってことで
ダーツを投げました。

ゲーセンはたまにいきますが、ゲーセンのダーツは初めてです。
さて、どこにあるかな…

発見発見♪
さほど混んでなく、練習にはもってこい!

マイダーツです。
フライト(羽)を新しいのにしました。
さてどんな軌道を描くのか、試してみます。

ゲームは01というゲームで点数を稼いでいってちょうど0になったら勝ちというゲームです。
あっしは501というゲームを独りで…行いました。
最初の方はいいですが、最後に0がなかなかならずBURST(点数を超える)を連発してなかなか終わらなかったです。難しいです。
そこは初めてまだ1ヶ月も経っていないので、うまく終わるという考えが甘いのかもしれません。
5ゲームほど楽しんで店を後にしました。

やるからにはうまくなりてぇー
でも、すぐに上達はしないですよね。
何事にも焦らず、着実に努力していきます。



やっぱ、また同じバッターボックスに立ちたいぜ!
例え地雷が埋まってあるバッターボックスになっていても、
そこに立てるチャンスを狙います。
それが自分らしい生き方だ。

鳴らないんかい!

2009-05-12 07:39:30 | ツッコミ待ち
ひょんなことからダーツにはまり、ついにボードまで買ってしまいました。

ドンキーで安かったので勢いに任せて買ってしまったのですが…
使ってみて、おいおいと突っ込みどころが満載でした。

説明書が異常に読みづらいってのもありますが、一番はなんと!
20のトリプルに刺さっても認識されないってことなんです!
つまり不良品!!!!

ダーツで一番点数が高いところが鳴らないなんてどういうことだよ!!
しかも近くの5、1、18も壊れている…
うーーーん、タイミング悪し!!
返品するものめんどくさいので、これで使うしかない!
しょうがない!







なぜ、今ダーツをやっているかというとそれはテンシに近づけると思ったから
ちょっと天然酔いどれテンシを好きになってしまったからだ。
でも、そのテンシは目の前から飛び去ってしまった。
飛び立つことがわかっていたから、手を振って見送った。
作り笑いは下手だけど、笑顔で見送れたと思う。
バッターボックスに立って、見送り三振はしなかった。
振って三振したのだから、後悔はしていない。
テンシに本気で恋した男の話でした。

WHATEVER-6

2009-05-11 07:53:02 | またたび
「でも俺はキョウコのことが好きだよ。
 考えていることはわかったけど、俺の気持ちは変わらない……
 やっぱ俺に何か足りないんだよな、いつもこうなってしまうし……」
 愚痴になりかけていたのに気づき、これ以上喋ったらキョウコが苦しむだけだと思いケンは言いかけていたことを止めた。
 伝えたいことも言えず、思わず力が入り、拳が震えた。
 しかし、これからの二人の可能性を話し納得させてまで付き合おうとは思わなかった。
 ケンのプライドがそれを許さなかった。
 キョウコは背を向け、去り際に何かをつぶやくと、足早にその場を後にした。
 ケンはただ風に揺れる水色のスカートのキョウコの後姿を目で追いかけ、見えなくなるまでその場を離れずただ立ち尽くした。
 開放感漂うキャンパスの中で独り何かに閉じ篭ろうとしていた。
 急に夏の強い日差しが陰りだし、遠くの山で雷が鳴り響き、雨の気配を感じた。
 灰色の空の下、大泣きした後のように疲れ歩き続けるケンは数分前までに、夢見ていた二人で歩む日々が叶わないことになってしまい、自分の感情に負け、泣きだしそうになった。
 大学の校門を出る頃には驟雨が降り始め、すべてを洗い流してくれる雨であればと願い、生ぬるい水滴を受けながらその場に立ち止まり、灰色の空を見上げて天を仰いだ。
 後ろから誰かの足音に気づき、手を下ろすと何事もなかったように雨に打たれながら、家路へまた歩き出した。
 神社に続く長い石畳の階段が今日はやけに長く思えた。
 一時的な雨が止み、雲の隙間から鮮やかな虹が現れた。
 濡れたアスファルトの匂いが妙に懐かしく感じた。
 アパートの玄関の前で携帯電話を取り出した。濡れた手で操作し、画面に映し出されたのはキョウコの名前だった。
 ゆっくりと消去のボタンを押した。「本当に削除しますか?」
 この言葉を見たのは何度目だろう。


WHATEVER-5

2009-05-09 07:54:06 | またたび
 大学の前期の長いテスト期間がようやく終わり、皆が皆、待ちわびた開放感に浸っていた。
 構内でボールを蹴っている学生や食堂で今夜の打ち上げはどこにするかなど、話し合っている姿を多く目にした。
 今夏初めて30℃を越えた午後に呼び出された。
 大学のキャンパスの象徴ともいえる大きな杉の木の日陰になる場所にキョウコが待っていた。 
「私、色々考えたのね。もうケンと会わないほうがいいのなぁって、
 ごめんなさい。わがままで、私寂しかっただけだったの。
 ついこの間まで一年近く付き合っていたことはわかっているでしょ?
 捨てられるような形で別れて、そこでケンと出会って悩みを聞いてもらっているうちに
 私のほうから誘って二人で会う間柄になった。
 寂しくて誰かが傍にいて慰めてほしかったから近づいただけだったのかもしれない。
 自分でもどうしていいかわからなくなって、このままの状態が続いたらケンだけが傷ついてしまう。
 今は誰とも付き合いたくないの。だからお願い独りで考える時間が欲しい。ほんとにごめんなさい。」
 ケンはキョウコの右目の下にある泣き黒子を見つめていた。
 事を告げ、うつむく哀しげな表情には、いつものひまわりの花のような目に鮮やかに映える笑顔とはかけ離れた切なく、いまにも泣き出しそうなキョウコがそこにいた。
 ケンは力なく視線を落とし、今まで何度あったであろう消失にも似た気持ちで、ゆっくりと口を開いた。

こんな日に名前をつけるとしたら

2009-05-08 07:53:35 | MUSIC
ゴールデンウィークにあっしがお気に入りのバンド、カルトフラワーズのライブを観に行きました。
場所は新宿ロフトです。
歌舞伎町にありまして、わかりづらくけっこう迷っちゃいました…

スタンスパンクスが主催する「火の玉宣言」というイベントでした。
ちょい有名なイベントなので、写真はNGでした。
なので、

中途半端な外観をどうぞ(笑)

ビールと音楽は生に限ります♪
鼓膜が気持ちいいほど、揺さぶられて、ずぅっとここにいたいという気持ちでした。
そんなカルトフラワーズがデビューEPが発売されました。

ジャケットは小川さんがデザインされたそうで、シンプルでかっこいいです。
http://cultflowers.blog.so-net.ne.jp/archive/c2300262766-1

歌詞を深々と眺めるとかなり小川さんの世界観が満載でした。
哲学的というか、受け手は十人十色の答えをきっと出すと思います。
これを聞いて、またライブに行きたい!
だからロックンロールはやめられない

こんな日に名前をつけるとしたら、間違いなく灰色のサンデー。

WHATEVER-4

2009-05-07 08:03:26 | またたび
 だからこそ、今度こそは成就させたいという願いを密かに秘めていた。
 キョウコはケンより年齢が一つ下だ。
 ケンは出会った当初から敬語ではなく、自然体で話して欲しいと言った。
 名前もケンと呼び捨てにしてほしいとも言った。
 年下だから、変な気遣いは無用と考え、何より年齢とか関係なしに一人の男として見てもらいたかった。
 あえて同じ立場にすることでお互いが出せると考えていた。
 わがままは聞いてあげていたつもりだった。
 相手が会いたいと言ったら、すぐに会いに行っていた。
 いつも学校が早く終わる金曜日にデートをした。
 そのうち木曜日の夜がたまらなく好きになり、金曜日の朝を待ち焦がれるようになった。
 望むことは何でもした。それに対してケンは苦痛じゃなかった。
 「好きなら喜べる」相手に巡り逢えた、そんな気がしていた。
 だが、その願いも虚しく、一つの季節を越えることもなく別れは訪れた。
 ケンはなんとなくだが予感はしていた。
 ここ数日のメールのやりとりや電話口での相手の反応がいつもの明るい対応ではない日々が続き、ケンはそれには気づいていた。
 しかし相手がどんなことをいっても大丈夫だよと、決してノーと言うことはなかった。
 なぜならケンにとって、それがやさしさであると勝手に思い込んでいたからだった。
 いつもと違う態度で追求したら、キョウコがどこか遠くへ行ってしまう気がして、心の中で留めていた。
 ノーと言わないことが優しさでも、何でもないことはあの時はまだわからなかった。
 それに気づいたのは、この数ヵ月後のことであった。
 そんな思いだけが募る日々が続き、別れを口にしたのは、やはり彼女のほうからだった。
 何度も経験した同じパターンを繰り返してしまった。

WHATEVER-3

2009-05-02 11:21:22 | またたび
                2
 大学二年にして、念願の彼女の出来たケンは少し浮かれながら、キョウコの部屋を後にした。
 見上げると、満ちかけている月が夜空を明るく照らしだされ、
 ある一定のリズムを刻む虫の音色が周りを包み、夏本番を迎える夜の演出をしていた。
 どこまでいけば彼女であるという定義は明確ではないが、
 周りから見ればケンは異性と付き合ったことがないといって間違いではなかった。
 今まで不完全燃焼で終わってしまったことに対し、ケンは悔やんでばかりだった。
 そのときは満足していたのかもしれないが、後々考えてみると不完全、不明瞭なところが確かにあった。
 気持ちのタイミングというべきところがずれており、いつも同じような結末で、二人の関係は終焉を迎えていた。
 大抵は女性のほうから一方的に好意を寄せられ、それを断る理由がないケンは二人で遊ぶようになる。
 徐々に二人の距離は縮まり、やがて一晩を共にする関係までなる。
 そのうち、ケンのほうが相手を想う気持ちが強くなり、夢中になり始めると、
 あたかも反比例したかのような、冷めた素振りで女性のほうから別れを告げられて終わるパターンがほとんどだった。
 携帯のメモリを消すたびに、好きな人を忘れることの辛さを実感させられ続けていた。
 そのためケンは本当の自分を見せちゃいけないと自分の殻に閉じこもり、
 本音を隠すようにまでなっていて、本当の自分を出したら嫌われるとも思い始めていた。


WHATEVER-2

2009-05-01 07:59:10 | またたび
 夜が更け、どちらからともなく部屋の明かりを消した。
 ゆっくりと二人の時間が過ぎていった。
 夜中に目覚めたケンはキョウコを起こさぬよう慎重にベッドを抜け出し、帰り支度をした。
 ケンの部屋は築二十年を越すオンボロアパート。
 この部屋よりの間取りは狭く、二人いるだけで底が抜けそうなくらい床が軋む。
 気の効いたエアコンなんてものは縁の遠い存在。
 そうなると、必然的に彼女のアパートで過ごすことが多くなった。
 しかし、一緒に住むまでにはいかなかった。
 自分の時間、居場所がなくなるような気がして、ケンは一緒に住もうとは言わなかった。
 だから、彼女が寝ると気づかれないように起き、自分のアパートに戻ることにしていた。
 今では物音を消して、行動する技術まで覚えた。
 しばらく彼女の寝顔を見ていると少し湿った風が吹いた。
 網戸越しの風の匂いがもうすぐ夏を迎えるような、すがすがしい感覚に思いを駆られた。
 心に少し葛藤が生まれてきそうだったが、梅雨を抜け出した初夏の太陽のように、
 二人のこれからは明るく輝きだすものだとケンは信じていた。