最近のニッポンの経済状況は、
1、賃金のアップ
2、消費の活性化
3、景気の回復
この好循環、10数年ぶり、上昇ムードになったか、バブルの際には、銀座のホステスのタクシー代が10万円、それどころかクルマ、しかも、外車、いやいやマンションをどうのこうの、当時の中央官庁に出向していた民間企業のリーマンが決して口にしてはいけないことがあった、それは、
「ボーナスの額(がく)」
なにしろ、立ったというのだ、フリコミではないケース、ほんとうかな、ともあれ上級公務員の手にする給料の何倍であり、それはくやしかっただろう、大学ではアタマの悪い連中が、エリートの彼らより、ずっといいカネをゲット、家庭では、そばにいるヒトから、
「ああ シッパイした」
「これじゃあ 毛皮のいちまいも買えないじゃあないの」
「ドーソー会には なにを着ていったらいいの」
「まさか ハダカで行けって いうんじゃあないでしょうね」
チクチクといびられ、なんと。
「こんなことなら 三井物産に行ったペケオちゃんにすればよかった」
「カレ わたしにプロポーズしたのよ」
「・・・」
「くやしいー」
ペケオちゃんのツレアイは短大卒、
「お茶大を出ているワタシが なんで こんな目にあわなければいけないのよ」
「そんなこといったって」
「うっうっうっー ぐやじいー ぐやじいー」
「おっおっ おまえ」
「グフグフ キイッー キイッー」
だから、ただの金融局長が、銀行の貸し出しを制限する、これによって、あの狂瀾怒濤のバブルが崩壊、全速力で走っているクルマに急ブレーキをかけたのだ、つまり、バブルの終了は、
「カスミガセキの役人の ジェラシーが原因だった」
これに懲りたアベ政権は、公務員の給与の引き上げだけは熱心で、8%の消費税の何割かが、それで消えてしまった。
それは、ともあれ、今回は、東洋ゴムについてであった。