ヒカルとピーター ４

　
　オシリの穴に、
　「ブチュー」
　目がパッチリ、そして、
　「パンツ　パンツ」
　「はい　はい」

　こちらをジロリ、
　「ぼくの　キャン〇〇　見たでしょう」
　見るも見ないも、作ったのはこちらだ、
　「ぼくの　チンチン　いじったでしょう」
　
　「おじさん　こいつ　ナマイキだよ」
　「はいはい　君は　ピーター　いいね」
　「ぼくは　ピーター　はい」
　「さあ　約束を宣言してください」
　
「わたくし　ピーターは　
　　　１、美しく　あります　　　　
　　　２、正しく　あります　　　
　　　３、やさしくあります　　　」　　

　「もし　まもらなかったら」
　「AI刑罰法で処分されます　最近　いろんな事件がおきているんです」
　

ヒカルとピーター ３

　　　　
　おじさんが、
　「名前つけたの」
　「う〜ん　アトム・サスケ・チャッピー・・・」
　「アトムは もう古いね」
　「チャッピーは　イヌみたいだし」
　「どうだい　ピータパン　みじかくピーター」

　ママが、　
　「まあー　なんていいナマエなんでしょう」

　ピーターに決定、いよいよ、おじさんがソフトをインスツールします、どんな少年が誕生するでしょうか。
　　　　

ヒカルとピーター ２

　　　　
　ＩＴ企業のシャチョー、
　「君のおじさんは　天才なんだよ」
　「・・・」
　「人間の大脳の中には量子コンピューターがあるって言ったんだ」
　「それで　いじめられたんだ」
　「どうして」
　「わからないからだろうね」

　「すると　内田っていうボスが　助手を使って　うしろからタックル　おっとイヤガラセだな」
　どうして、そんなコトするのか、
　「オレはメイレーしてないって云いのがれね　ヒキョーなんだ」

　ＩＴのヒト、
　「君のおじさんは　ある人が　予知や予言できるのは　この量子コンピューターのせいだと宣言した」
　「そこで　アタマの悪い連中が　つまはじきにしたんだな」　　　

　おじさんはＡＩにもくわしい、ボクの作ったロボットにＡＩのソフトをインスツールしてくれるって約束したんだ、
　「だから　うれっくって　うれしくって」

　「そうだ　今度の日曜日　アキバにパーツを買いに行こう」

ヒカルとピーター １

　
　ボクはヒカル、12歳、もう何体もロボットを作った、
　「こんど　ＡＩを作るんだ」

　おかあさんはマサ子、平凡な名前だ、お父さんと兄弟はいない、そう、ママのお兄さんがいるが、平左衛門（へいざえもん）、すごい名前で科学者、大学を止めて一人で研究している、
　「ニッポンの大学に ボスがいるんだ」
　いじめられて大学を飛び出してしまった、今は一人で研究している、小さなＩＴ企業の社長さんが援助してくれている、
　「きみのおじさんは　タイヘンな科学者なんだよ」
　「へんな名前なのに」
　「ほんとにね」

　「ニッポンの社会　こまったところがあってね　一流の才能を育てないんだな」

ＡＩとロボット ６

　　
　「おやじ　ころされるとこだったよ」
　「だから　言ったでしょう」
　「そのとおりだった、　だけど　いい文章を作ってくれてね」
　「そのくらいなら　このソフトで十分ですよ」

　「いのちが助かっただけでも良かったんですよ」
　「５人　やられてるんだっけ」
　「いえ　５０人です」
　「そんなにか」
　「ホントーのこと言ったらショーバイにならないでしょー」

　「アマンダ　どーなる」
　「処分ですね　ＡＩ刑罰法に決められています　これ以上　犠牲者を出すわけにはいきませんからね」
　「もったいないな」

　「このままでは　人間がバカにされてしまいます」