ガッキー太郎の東京ガイド ９

　　　　　　　
　バーチャル・スモウのアキバ場所、オトコ山にオンナ海、土俵チューオーでがっぷり四つ、動かない、すると、
　「ウッフーン」

　全人類のオトコを代表したオトコ山、負けたら全身の毛をソルという約束、
　「だから　負けられません」
　「あっ　オンナ海がヒザからくにゃり　くにゃくにゃくにゃり」
　「オトコ山の　勝ちでしょーか」
　「わあー　わあー」
　ザブトンがとぶ、
　「ザブトンを投げないでください」
　「あっ　ものいいがつきました　ものいいです」
　「まじめにやれー」
　「どどどーしたんでしょーか」

　審判のセツメー、
　「ゴセツメーいたします」
　「オトコ山がオンナ海の耳に」
　「どーした」
　「アツイ・アツイ息をかけたということです」
　「・・・」
　「そんでもって　ただいまのショーブ」
　「わあー　わあー」
　「取り直しといたーします」

　ヴァーチャル・スモウ、ヴァーチャル・スモーですよ。

ガッキー太郎の東京ガイド ８

　　　　　　
　ところが、ところが、どうしたことか、
　「ヴァチャール相撲のアキバ場所」

　フランスのマダム・イギリスのｼﾞｪﾝﾄﾙﾏﾝさらに世界の８人の大金持ち、だから「１兆円場所」、
　「行事は　ガッキータローでーす」

　「ヒガシー　オトコ　オトコヤマ　オトコヤーマ」
　「ニシイー　オンナ　オンナウミ　オンナウーミ」

　オトコ山は１９０Kg、オンナ海の体重は「ヒ・ミ・ツ」、しかし、オトコ山よりもでっかい、ピンクのアンダー・パンツに黄色いマワシ、オトコ山はナスコンのマワシ、ゴーモー（剛毛）がゴワゴワ、マワシの脇から、
　「コンニチワ」

　さて、どーなるんでしょーね。

ガッキー太郎の東京ガイド ７

　　　　　　
　フランス人は変わっている、フツーではない、Ａ地点からＢ地点に行くのに、イギリス人はストレートに行く、アメリカ人は駆け足、ロシア人はオオマタで、日本人はトボトボ、そしてフランス人は身体を曲げて、カーブしながら歩く。

　フランスのマダムが、
　「オンナのスモウはないんですか」
　「ありますよ　パンツの上にマワシをします」
　「ピンクのパンツでもいいんですか」
　「さあー　どうでしょう」

　このくらいは、まあーまあーだが、
　「オトコとオンナのスモウを　見たいな」
　「・・・」
　「ネッ　アイデアでしょう」
　「スモウは神聖な行事なんです　なんてことを言うんですか　まったく」

　

ガッキー太郎の東京ガイド ６

　　　　　
　小さい力士が大きい力士を投げた、
　「ワアー　ワアー」
　土俵際でウッチャリ。　　
　「キャアー　キャアー」

　「ボース　だきあっています　あの二人　そーゆーカンケイなんですか」
　「ちがいます」

　「ボース　おっぱいがおっきいです」
　「うらやましいわ」
　「マダムはセンタク板に　ホシブドウですね」
　「なんですって」
　「意味がわかるんですか」
　「分からなくったて　悪意は伝わってきまーす」　　

　あやまっておこー、真実なんだけどね。

ガッキー太郎の東京ガイド ５

　　　　　　
　この寒いのにハダカ、
　「カゼひかないんですか」
　「ハダをきたえているから　ダイジョーブみたいですね」
　「へー」
　「花粉症の力士見ないです　ハダを丈夫にするのは花粉症対策になるのかもしれませんね」

　「ムッシュー　ノンノン　ボース」
　「なんですか」
　「Ｔ・Ｔ・Ｔバックです」
　「マワシと呼びましょうね」
　「ボース・ボース・ボース」　　
　「一回でいいんです」　　
　「なんかが出てしまったら　どーなるんですか」
　「マワシからですか　土俵からですか」
　「ふふふ　マ・ワ・シ」
　「シンパイしなくてもいいですよ」
　「なしてぞな　もし」
　「あーたは　ほんとーにフランス人ですか」

　「まだ出たことはありません　シンパイはいりませんよ」