GJ 研究所 

AIの時代が来ている ヒトが取り残されている これはいい世界なか 中国とアメリカの独走を阻止できるのか

フクシマとチェルノブイリ 4

2014-08-29 05:41:14 | 日記
                 
 チェルノブイリの影響は深刻でウクライナの人口にあらわれている、
  1993年   5217万人
  2011年   4566

 8年間で650万人の減少、これは12.5%になる、だから、1割以上の減少ということになる、これは、新生児の激減と死亡率の増加が原因である、
  1950    3690
  1960    4246
  1970    4712
  1980    5004
  1986    5114
  1990    5189
  2000    4917
  2010    4587         

 1986年はチェルンブイリの事故の年、このデーターは2011年までで、この年は4566万人である、この数字がなによりも如実に、その被害を物語っているようだ。

フクシマとチェルノブイリ 3

2014-08-26 09:53:21 | 日記
                
 「原子力発電所は大量の冷却水が必要です だから ヨーロッパでは川のそば 日本では海のそばに建設されています」
 「・・・」
 「今回のフクシマで 世界のテロリストは 大きな教訓を得てしまった」
 「それは なんですか」
 「それは 原発を破壊するには 原発を攻撃しなくてもいい」
 「ほーう」

 「フクシマは 地震で陸からの電気 津波で海側の電気システム 両方やられてしまった」
 「そこで 電気をストップさせればいい それを学んでしまったんです」

 「ところで あの東北のシカやイノシシは食べられないようですね セシウムの残存量が大きい」
 「チェルノブイリもそうでしたね 動物の楽園になっているらしい」
 「皮肉なことです」

フクシマとチェルノブイリ 2

2014-08-24 07:22:07 | 日記
              
 「なぜ 日本の平和がたもたれていると思いますか」
 「軍事バランスですね」

 「核兵器を持っているのは 極東では 北朝鮮と中国」
 「核兵器は 使うことができない」
 「それでも あるとないとではちがいます 抑止力になります」

 グアムやサイパンにはあるのか、
 「あるかないかではなく あるように見せることが必要なんです」

 その時、ふと、
 「原発の上でやられたら どうなりますか」
 「あなた なかなかですね」
 「そういう想定はしていないでしょう この国の政府は」
 「まあー 確率は低いが その可能性がないことはない」
 「それよりも・・・」

フクシマとチェルノブイリ 1

2014-08-22 19:17:07 | 日記
                 
 丘の下には海、横須賀港だ、海岸から一本の道、その先にちょっとした山、
 「あの山の陰に アメリカ軍の倉庫があります」
 
 双眼鏡を手にした老人がささやく、
 「わたしは 30年間 毎日観察しています」
 「このあいだ 空母が寄港したときは たいへんにものものしい警備 フツーではなかったんです」
 なにが言いたいんだろう、
 「尋常じゃあない 10年に1度 それぐらいでした」
 大きく息を吸い、
 「わたし あれは 原爆を運んだんだとにらみました」

 とんでもないことを言いだした、
 「三原則がありますよ」
 「もちろん 知っています 持たす作らず持ちこまず」

 知っていて、言っているのか、あるいは・・・ 


ビルケナウ収容所のケムリ 下

2014-08-19 05:40:21 | 日記
              
 ガス室の前では、さまざまのドラマがくりひろげられる、5歳ぐらいの男の子が、ひとり遊びをはじめる、そのかわいらしさ愛らしさ、ユダヤ人もドイツ人もじっと見入ってしまった、悪魔だってほほえむだろう、母親は必死のまなざしで、
 「この子だけは この子だけは おたすけください」

 ある老人は、
 「いったい どれだけ殺せば気がすむんじゃ」

 ガス室の窓ガラス越しに手帳を広げ、
 「このアパートの隠し部屋に 三人がかくれている」
 よっぽど嫌っていたんだろう。

 アウシュビッツの収容所の所長のルドルフ・ヘスは克明な記録を残している、彼は、処刑される前に書き記したようだ、これは、違ったレポートだが、青酸ガスの一種・チクロンBは空気より重いため、最初は下にたまり、徐々に上に立ちのぼる、そこで、人々は、1センチでも上に行こうと人を踏み台にした、病人や老人を土台にして、その上にオトコたちが、さらに、その上には屈強なマッチョが、固くからみあった死体をはがすために、
 「ドイツ人たちは 先端の曲がった鉄の棒を発明した」

 こちらのレポートは大戦末期でチクロンBの質が劣化していたか量が少なかったのかもしれない、当初のすさまじいシーンは、記憶を吹き飛ばすような衝撃だったという発言が残されている、イスラエルのユダヤ人は、これを強調したいのだろうが、彼らが、今やっていることは、同じようなことだという国際世論が高まっている。

 彼らは、第二次大戦をアッピールすることで、彼らが被害者であり、彼らに正当性があることを主張する、だから、いつまでも、そのことを繰り返しているのだろう、だが、それが、変わろうとしている、今回のコトが、これほど世界の人々にさらされてしまったら、何を言っても通用しないのではあるまいか。