この学校では卒業の記念に武術大会が開かれるのですが、ヒカル君とザカリア、桃香ちゃんに桜子の試合、そして、この大会は、各国の大使や有名大学の学長が見学に來ます、ヒカル君の祖母・皇太母も参列する予定です。
ザカリアはクサリ鎌、ちょっと心配なのはクサリの先の分銅、競技用の軽いモノではなく、鋼鉄制の分銅にする心配があったからです、ザカリアのことですからその可能性が大きい、白い袴のヒカル君,対して、黒装束のザカリア、
「あっ ニンジャだ」
外国人の席から歓声が上がりました。
「ブン・ブン」
グルグルと回っています、
やっぱり、おかしい、競技用のモノなら、そんな音が出ないはずです。
ザカリアは、
「おまえの顔をメチャクチャにしてやる」
ザカリア少年、実は、桃香ちゃんが好きだったのです、だから、本当にやる気なのです、その時、ヒカル君が、スッーと大上段に構えました、ヒカル君の血に流れているサムライの本能が目覚めたようです、この大勝負、アバラ骨を折らせても、ザカリアのアタマを一撃するつもりなのです、さあー どーなるでしょうか。