
オリンポス山には広大な山麓があるのだが、その一画はお花畑になっている、ヒカルとお花とムサシ、すると、
「おまちしておりました」
ムラサキ色の女性、いい香りがする、
「どうしてヒトのすがたをしているのですか」
「わたしたちは ちるまえにヘンシンできるのです」
たちまち、少女たちが、
「わたしはトリね」
「わたしは クモ」
「クモって あのモゾモゾしたやつ」
「ノンノン 青い空にうかんでいるもの」
お花が、
「あたい ハナなんか だいきらい」
お花は、きれいな女性がきらいなのだ、
「さあー 女王さまが おまちしております」
ピンクの少女たちがニコニコしている、
「ヒカルさまだ ヒカルさまだ」
「あのブスッとしたのは だあーれ」
お花が、
「なんだと あたいがブスだって」
「これこれ お花 行儀よくしなさい」
かなたに「真紅の女王」が、座っています。
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