登山とえとせとら

登山が好き、遊ぶのが好き、飲むのが好き、楽しいことが大好きな勢いとノリで生きてる人の日常。絡まれると喜びます(≧∇≦*)

還るべき場所

2018年12月21日 | 読書
12月21日

1221承久の乱

毎年今日思い出すどうでもいい語呂合わせです。

でも誰と誰が戦ってどうなったかは覚えてません

前置きが長くなりましたがMさんが山の本を借りたそうで、本が好きな私に先に貸してくれました。

ありがとう


笹本稜平の
還るべき場所です。

主人公翔平がK2未踏ルートにて最良のパートナーであり最愛の恋人・聖美を失うところからスタート。

それっきり山にも登らずニートみたいな生活を送ってます。

翔平や聖美と一緒に高校時代登山した仲間亮太がプロードピーク公募登山をてがけている。
プロードピークでガイドとして一緒に来ないか?
そしてその後因縁のK2未踏ルートから登頂しようと誘ってくる。

今でも聖美の幻を見る翔平はしばらく悩みつつも結局は参加。


こちらが縦線だとすれば
大手医療メーカとなった社長の神津は自社の作ったペースメーカーをつかってエベレスト公募登山で登頂しペースメーカーの宣伝を行った人物。
しかし神津は登山に魅せられ今回プロードピーク登山に参加している。
神津と秘書という肩書きの竹原。

この2人が横線となってそれぞれの心情を書いてます。


現地につくと酸素ボンベ盗んだり、アルパインスタイルで登るといいながらロープや梯子を使おうとしてくるグループもいて……

縦軸と横軸の間に入り込んでくるのはこれだけではなく
神津は優れた経営者なんだけど、甥っ子にクーデターを起され、登山中に取締役解任されてしまう。

その上今回埋め込んだ新しいペースメーカーは雷に弱いといくつもの悪条件が重なっていくそんなストーリです。

でも面白いですねー。

結局聖美は自分でロープを切ったのか
生きていたのか?という最大の謎も溶けました。

私は神津の続篇が読みたいかな。