あやか と しょうま のパパのブログ

パパから彩加と匠真へのてがみです。いつかよんでもらえたら、たのしくおはなししよう!

第4章の13(託)

2015-11-26 18:52:52 | 老子
寵辱若驚、貴大患若身。
何謂寵辱若驚。寵爲下。
得之若驚、失之若驚。
是謂寵辱若驚。何謂貴大患若身。
吾所以有大患者、爲吾有身。
及吾無身、吾有何患。
故貴以身爲天下者、則可以寄於天下。
愛以身爲天下者、乃可以託於天下。

以下 http://www5f.biglobe.ne.jp/~mind/index.html より引用

[書き下し文]
13.寵辱(ちょうじょく)には驚える(くるえる)が若し(ごとし)。
   大患(たいかん)を貴ぶこと身の若くすればなり。
   何をか寵辱には驚えるが若しと謂う。
   下(しも)為る(たる)ものは、之を得て驚えるが若く、之を失って驚えるが若し。
   是を寵辱には驚えるが若しと謂う。何をか大患を貴ぶこと身の若くすと謂う。
   吾が大患有る所以は、吾が身有るが為なり。
   吾が身無きに及んでは、吾何の患か有らん。
   故に身を以てすること天下の為より貴ぶものは、天下を寄す可べきが若し。
   身を以てすること天下の為より愛するものは、天下を托す可きが若し。

[口語訳]
 寵愛と屈辱は人間を狂ったようにさせてしまう。
 それは大きな災いである大患を、自分の身と同じように大切にすることだ。
 寵愛や屈辱によって狂ったようになってしまうのは何のためなのか?
 臣下である者は、寵愛を得て狂ったように興奮し、
 寵愛を失った時にはまたもや狂ったように落胆する。
 このような状態を、寵愛や屈辱によって狂ったような状態という。
 大きな災いを自分の身と同じように大切にするとはどういうことなのか?
 私達が大きな災いを受ける理由は、私達に身体があるからである。
 身体を有していなければ、私達に何の災いがあるだろうか?
 (いや、災いや不幸などないだろう)。
 その為、自分の身を大切にする欲求が天下を愛する気持ちより強ければ、
 その人に天下の統治を任せることができるだろう。
 自分の身だけを大切にする欲求が、天下のための大志より強ければ、
 その人は誰よりも大きな災いや責任を背負えるのだから、
 天下の政治を託すことが出来るのである
 (地位・名誉・富裕を求める名声欲が強い人物よりも、
 自分の身体を愛して惜しむような慎重で無為な人物のほうが天下国家の政治に向いている)。

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命あっての物種だ!(及吾無身、吾有何患)
自分自身を大切にできる人こそが、天下国家を任せるにふさわしい良い政治家なのだ。
見栄で、自分がつぶれてしまっては、何にも成せない。何にもならない。

私も、人からの評価に一喜一憂せず、自分自身を大切にして、
職場の仲間を大切にしよう!良い職場にしよう!

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