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昨日は、長男が送ってくれた外反母趾用のサポーターをつけると痛みはなくなった。嬉しくて早速気になっていた庭に出て草を引いたり、伸び放題になっていた枝を切ったり・・、自分のしたい事が出来る幸せを味わった。
しかし、庭木がドンドン生長して枝葉が茂って虫が付いている。私にはどうすることも出来なくて頭痛の種。その時、ご近所に植木屋さんが入って居られるのを見つけた。
チャンスだけれど・・声をかけるには躊躇してしまう。
植木やさんの相場もわからないし、どういう方かも知らないから・・、そんな時目が合った、不思議はない私がそちらばかり気にしていたのだ。
このチャンスを逃せないと、「すみません。庭木を3本ほど先を飛ばしてほしいのですが、見積もって頂けませんか」「ああ、後で見に行きますわ」って気軽に言ってくださった。ホッ、私はこういうことが苦手なのだ。どんなに苦手でも、我が家の外交官であった主人のいない今は自分でなんとかするしかない。
夕方に寄ってくださったので、「この松を2本と椿を2本お願いします。あの・・お幾らぐらいになりますか。あまり高いと出来ないのです。」「いや、わざわざ来たわけでないし○○○円で・・」「本当にそれでしてくださるのですか。助かります。」
ということで交渉は大成功。
暑かったので、水分を取って貰おうと冷たいコーヒーを出してちょっとおしゃべりをした。「もう、この頃はこんな注文ばっかりです。庭木を抜いてくれとか、先を切ってくれとか、子供さん達は庭まで面倒を見る気がないのでしょう。」「庭って、慰められる時もあるのですが、狭くても結構面倒なことも多くて・・。木が茂ってくると自分ではどうすることもできないし、放って置いたら虫や風通しも悪くなって気になります。」「ほんまに、そうですなあ」
植木屋さんも庭造りなら楽しみもあるだろうけれど、後始末みたいな仕事ではつまらないだろうな・・。
それだけ余裕がなくなったと言うことかも知れない。家の中には昔は無かったものが溢れているのだけれど・・。
「格好はどうでもよいですよ。思いきって切って置いてください。」「いや、植木屋ですから・・あんまりなことは」そりゃそうだろうと反省。
私が良くても彼にはいやだろう・・。お陰でさすがプロ、あまり気にならないようにしかも願い通りにばっさり切ってくださって感謝。
切った木を手際よく車に積み、、シートに包んで片付けてゆかれる。それにしても、木というものは平面に下ろすと驚くほどの嵩になるものだ。「すごいですね。」と言うと「そうですやろ。簡単に先を切ってくれと言われるけれど、後がけっこう大変で・・」軽トラックに満載になってしまった。
イエス様に「正当な報酬で、危険もなく仕事がなされますように。」とお祈りしていたから、お礼は約束よりも多くお支払いした。
主人も頼まれて木を切っていたからおよそはわかる。まして、切った木の始末をしてくださるのだからこれでもとても有り難いのだ。
どちらも「ありがとうございます」を繰り返して帰って行かれた。本当に心から感謝。
風通しの良くなった庭に秋雨が降って来た。今日は嬉しくて庭ばかり見ている。
昨夜は、ひとりの部屋には虫の音があまりにうるさく聞こえて窓を閉めた。秋は確実に深くなり・・ある日残された金木犀の香りにハッとするのだろう。