大阪Lover

徒然日記

東レ

2016-07-30 00:07:03 | Weblog
※この日記、アップしてたつもりが、まだだったことに気づきました。(^^;;


さて、今年も日本で開催される最大の女子プロテニスツアー(WTA)、「東レパンパシフィックオープンテニス(以下、東レPPO)」を見に行くことにしました。チケット取りました。

この東レPPOは、非常に歴史のある大会で、起源は1973年に初めて開催された「東レシルックトーナメント」まで遡ります。「シルック」から数えると今年で43年、1984年に「東レPPO」となってから数えても、33回目を迎えます。現在のグレードは「プレミア」。WTAのツアーグレードはちょっと判りにくいところがあって、頂点に君臨するのは、いわずと知れた「グランドスラム大会(GS)」です。その下に「ツアーファイナル」と言って、年間獲得ポイント上位8人の選手だけが出場出来る最終戦があり(ここまではややこしい話ではない)、その下に「プレミア」のグレードがあるのですが(さらにその下に「インターナショナル」「125K」というカテゴリーがあります)、その「プレミア」のグレードの中でさらに、「プレミアマンダトリー」「プレミア5」「プレミア」と分かれるのです。東レは「プレミア」の中の「プレミア」(←この名称が判りにくい原因)です。優勝すると470ポイントを獲得出来ます。賞金総額は100万ドル(約1億円)。これだけ見ると、大したことなさそうに見えますが、同じ「プレミア」-「プレミア」グレードの大会の中では、カタールの大会(カタール・トータルOP)に次いで2番目の賞金総額です。まぁ、「プレミアマンダトリー」や「プレミア5」の中には、200万ドル300万ドルを超える大会もあるのですが。因みに、GSはシングルスの優勝賞金だけで、300万ドル(約3億円/全米OP)になります。格が違います。
とは言え、なんと言っても「プレミア」です。バブル崩壊後は、次々に日本で開催されるプロテニスツアー(男女とも)が廃止になっていく中、東レPPOは、男子(ATP)の「楽天ジャパンオープン」とともに、トップの2大会なのです(他には、「ジャパンオープン(旧)」の女子の部を分離独立させた「ジャパン女子オープン」しかありません)。昔は、「セイコースーパーテニス」だとか「ニチレイレディース」とかもあったんですけどねぇ。

この東レPPO、以前は2月に開催されていました。その直前まではオーストラリアで全豪OPが開催されています。かの地は南半球にありますから、全豪が開催される1月のオーストラリアは真夏です。灼熱のオーストラリアから真冬の日本(東京)へ。選手たちはコンディションの調整に相当苦慮していたのではないかと思います。
2008年からは、WTAのスケジュールの見直しにより、9月~10月の「ジャパン・ウィーク」(ジャパン女子OP~東レPPO~楽天ジャパンOP)に開催されるようになりました。

この時期、他のアジア諸国でも、多くのツアーが開催されます。特にお隣の中国では、「チャイナ・マネー」の威光を借りて、「広州国際女子OP」(インターナショナル)、「武漢OP」(プレミア5)、「チャイナOP」(プレミアマンダトリー)、「天津OP」(インターナショナル)、「香港OP」(インターナショナル)が立て続けに開催されます。武漢、北京(チャイナOP)の両大会は格付けの違いもあり、またトップ選手は、プレミアマンダトリーの大会には出場義務があるため、中々東レPPOに出場するトップの選手は年々減る傾向にあるのですが、それでも今年の大会には早くも、アグニエシュカ・ラドワンスカ(ポーランド/昨年度今大会優勝/最高位2位)、アナ・イワノビッチ(セルビア/2014年今大会優勝/最高位1位)、カルラ・スアレス=ナバロ(スペイン/昨年度今大会ダブルス優勝/最高位6位)の3人のトップ選手が参加表明をしています。
アグニエシュカ・ラドワンスカ
アナ・イワノビッチ
カルラ・スアレス・ナバロ

日本勢からは、現日本No.1で、今年のウィンブルドンでも4回戦まで進出した土居美咲選手、昨年、プロ転向3年目にして早くもツアー優勝を果たした日比野菜緒選手、お父さんがハイチ人、お母さんが日本人というハーフで、本人の身長180cmという期待の大型新人、大坂なおみ選手も当然エントリーしてくるでしょう。
土居美咲選手
日比野菜緒選手
大坂なおみ選手

昨年は他に、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)、ドミニカ・チブルコワ(スロバキア)等が出場していました。今年はどんな選手たちが出場してくれるのか、楽しみです。
過去には、マニュエラ・マレーバ(ブルガリア)、シュテフィ・グラフ(ドイツ)、マルチナ・ナブラチロワ(アメリカ)、ガブリエラ・サバチーニ(アルゼンチン)、今もダブルスの第一線で活躍するマルチナ・ヒンギス(スイス)、マリア・シャラポワ(ロシア)など錚々たるメンバーが出場していました。因みに日本人の優勝者は過去ただ一人、伊達公子(現クルム伊達公子/1995年)だけです。準優勝者すらいません。それだけを見てもいかにこの大会のグレードが高いかが判ります。
因みに、優勝トロフィーは、日本開催ということで、シングルスは蒔絵が施された漆器の皿、ダブルスは同じく漆塗りの羽子板となっています。


俺が取ったチケットは、最終日前日の土曜日、シングルス準決勝・ダブルス決勝の日です(去年と同じ)。シートは去年よりちょっと高い「コートサイド(前方)」を取りました。17,000円です。今からワクワク楽しみです。

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