大阪Lover

徒然日記

会社名都市伝説

2011-06-30 11:53:29 | Weblog
今朝、ネットニュースで興味深い記事を見つけた。
内容は、「アシックス」の社名の由来に関する、都市伝説的なもの。
「㈱アシックス」、英語名、「ASICS corporation」。言わずと知れたスポーツシューズのトップメーカーであるが、この社名がなぜ「ASICS」なのか、フシギに思ったことはないだろうか?
「アシックス」という社名自体は完全に根付いていると言えるが、社名の由来は案外知られていないんじゃないかな?
で、俺自身は、今日読んだニュースの記事で初めて知ったんやけど、「足」と「未知」を表す「X」を合わせて、「アシックス」とした、という説と、アシックスの前身が3つの会社だったことから、「脚」が6本で、「アシ+シックス」から生まれたという説があるらしい。でもこれはどちらも間違い。なぜなら、「アシックス」の綴りはあくまで「ASICS」であって、「ASHIX」ではないから、というもの。
記事は、「本当の由来は、古代ローマの作家ユウェナリスが唱えた『健全なる精神は健全なる身体にこそ宿るべし (Mens Sana in Corpore Sano)』という言葉のMens(才知)より動的な意味を持つAnima(生命)に置き換え、その頭文字、A、S、I、C、Sを並べたものである。」と結んでいる。
実は俺、この話(社名の正しい由来)は知っていました。アパレル業界・スポーツ用品業界を目指していた俺にとって、ASICSは一二を争う高志望の企業だったからです(実際に企業説明会には行きました)。その当時の「就職四季報」(会社四季報の就職用途版)には、ちゃんとそのことが書かれていたからです。同社を志望する人間にとってはある意味「常識」、なのであります。

で、色々思い起こしてみると、この手の社名に纏わる都市伝説って、結構転がっていたりします。
有名なのは「サントリー」。これは創業者が「鳥井信一郎」って人だったため、「鳥井さん」を何度も繰り返してるうちに、それがひっくり返って「サントリー」になった、とされるのが半ば常識化しています。が、これも、半分当たりで半分は間違いらしい。「トリー」の部分は確かに「鳥井」から来ているらしいのだけど、「サン」の部分は「~さん」の「さん」ではなく、サントリーが創業時に発売していた「赤玉ポートワイン」の「赤玉」を太陽に見立てて、それを「SUN」とした、というのが事実のようです(wikipediaより)。

もうひとつ似たような話では、カメラ・精密機器メーカーのキヤノンがある。
この「キヤノン」の意味は、実は「大砲」とかの「キャノン」ではない。実際綴りも「大砲」の方は「Cannon」と真ん中の「n」がふたつであるのに対し、社名のキヤノンの方は、あくまで「CANON」である。
で、実は、「CANON」という単語も、実際に英語には存在する。意味は「規範」とか「戒律」また「正典」という意味。そもそもは、創業者の御手洗毅が、観音様を信仰しており、元々は、「KWANON」だったらしい。それを「規範」「標準」と言った「CANON」にしたのは、正確を基本とする精密機器工業の商標に相応しいとして、KWANONに似た音である「CANON」とした、というのが正しいらしい(wikipediaより)。
あ、それから、日本語の社名表記は、「キャノン」ではなく、あくまで「キヤノン」です。

他にその手の話で有名なのは、「ブリヂストン」があるが、こちらは巷に広がっている、「創業者の『石橋』姓をそのまま英訳して、逆に読んだ」っていうのは正しいようです。

人名の由来も色々あって面白いけど、社名の由来も同じなんですね~。やっぱ創業者にとっては、会社というものは、子供と同じぐらい可愛い、という気持ちの現れでしょうか?

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