撮り旅・ヨーロッパ

ハンガリーを拠点にカメラ片手に古い教会を主に写真撮影の旅を楽しみ、そこで拾った生活、文化情報を紹介します。

「バラトンの車窓から」(5)バラトンフレド

2013-09-09 21:24:47 | 海外生活

 電車は、バラトンフレド(Balatonfüred) 域内に入ると、まずバラトンアラチ(Balatonarács) に到着する。

(但し、急行は停まらない)、その次がバラトン3番目の街バラトンフレドである(人口約13,000人)。

駅ビルには、バスターミナルが併設されており、近接の市や町、村へは、ここが北岸の起点になっている。

 

  バラトンアラチ駅                           バラトンフレド駅

 

 

 街の中心部と駅は湖岸より離れているが、バラトン随一の観光収入のせいか、街は年々、海岸側から綺麗に

整備されて来ている。 おそらく、バラトン周辺の町の中で、一番の近代的で綺麗な街ではなかろうか。 

 

 市庁舎も近代的! 街中には、ゴミが落ちていないのはハンガリーでは珍しい。

 

バラトンフレドの教会

(1) ローマ・カトリック教会(俗称 “赤い教会” と呼ばれている);

    1927年にネオ・ロマネスク様式で、高さ35mの対称のツイン塔が特徴。 起源は1333年から

    ベスピレム配下の司教教会として活動はしていた。

 

 

(2)カルヴィン派教会(俗称 “白い教会” と呼ばれている);

  1828年にクラシック様式で、“赤い教会” とメイン道路で向き合う位置で建っている。

 

 

(3)円形教会; 1846年にクラシック様式で建てられたローマのパルテノン神殿を手本とした円形の教会。

 

(4)聖ミハエル教会遺跡;

  Száka-h. (サカの丘)に残されたアルパート時代の旧Siske(シシュケ)村の教会遺跡。

  11世紀か12世紀の建立と云われている。

 

 

 この教会の復興、保存は遅々として進まず、惜しいの一言であるが、その分、手付かずの眺めは自分だけの

ビューポイントのようだ。 観光客に会ったことがない。 教会遺跡からフレドの街を眺める。 

   

 

 バラトンフレドで最も人気のある所は、勿論、湖岸である。  

夏の間中で、ここからのテレビ中継(モーニングショー)が最も多いと云われている。

  Z/Ferenc 通り (差し詰め、日本の湘南?)       TV中継広場

 

 

 アイスクリームで行列のできる店                軒を並べるレストラン、ブティック、土産物屋等

 

 

 冬の並木路も、又、乙なもの。                    同じ所、夏(7月)

 

 

 ヨットハーバーから望むティハニー半島、 霞む対岸はバラトン南岸。

 

 国立心臓病療養所と手前は“命の湧水”       ハンガリーの著名作家ヨーカイ・モールが1870年に建て、

 多くの人達が汲んでいく。                 執筆活動をした家。 現在はミュージアムとして一般公開。

 

 

お薦めレストラン

 国道71号線沿いで、最も大きく、案山子を飾った         本格ハンガリアン料理の店 “Baricska Csarda”

 老舗ドライヴイン “Kerekedi Csarda”                  味とワインが売り。 駅からも歩ける距離

 

  

 

      これで、「バラトンの車窓から」(5)バラトン・フレドは、お終いです。

 

「バラトン遍路の旅」