ヴェスプレーム (Veszprém) 城址を夏に撮った画像が、近所に住むのにどういう訳か少なく、
補足という意味も含めブラついてみることにした。 (Jul. 20 2019 Sat. 撮影)
尚、城址内の解説については、既に「バラトンそぞろ歩き 古城(4)」(2017/12/25 & 27投稿)
にて詳細に述べているので、ここでは夏の光景写真に徹する。
<城址の裏側(北西方向)からの全体像>
<ロケーション>
1.城への入口
旧市街広場 (Óváros tér) から市庁舎脇を通って城内に入るのが一般的なルート。
旧市街広場 ... 観覧車は夏休み中のみ設置、稼働
火の見塔(高さ48m):
オリジナルは13世紀に造られたがハプスブルク帝国軍によって破壊され、今の物は
1811年に再建された。 現在の姿は1984年に改修されたものである。
英雄の門 (Hősök kapuja) の前には、何処も同じ Street musician の演奏。
門は城塞当時の古い物ではなく、1939年に第一次世界大戦の犠牲者を追悼する為に建造。
2.火の見塔からの眺望
● 城内にある3つの教会の塔が肩を並べる。
右からローマカトリック教会(大聖堂)、聖イムレ教会、フランシスコ会修道院教会。
● 西方角には、... 改革派教会 (Református temp.) 周りに広がる城下町。
● 北西方角には、... 聖ラスロー教会と聖イシュトヴァン高架橋、周りはホテルとリゾート地。
橋は当時、ハンガリーで最初の、最も大きい、最も美しいと云われた高架橋。
セード (Séd) 渓谷を跨ぐ全長185m、高さ37m、1938年1月に開通した。
● 北東方角には、... 聖マルギット教会を含む郊外住宅地
3.城址内
● 中心部 ... 正面が大聖堂、左がフランシスコ会修道院教会。
● ローマカトリック教会(大聖堂)
オリジナルの建物は11世紀に、内部の祭壇は14世紀に、今のは1910年の再建のもの。
● 三位一体像とフランシスコ会修道院教会
三位一体像は1750年に設立 教会のオリジナルは1730年、1909年に再建
● 司教館 (Püspöki palota)
ヴェスプレームはハンガリーで最初に司教座が置かれた街で、大司教がハンガリー王妃の
戴冠式をここで行なっていた為、「王妃の都」と呼ばれている。
1908年には、あのハプスブルグ皇帝フランツ・ヨーゼフも滞在したらしい。
● 聖イシュトヴァン1世とギゼラ王妃の像
● ベネディクトゥスの丘(先端部)... 向こうに連なるはバコニー (Bakony) の山々。
● 裏門への階段
これにて「バラトンそぞろ歩き 古城(9)ヴェスプレーム城址」は、お終いです。
本ブログへのご訪問ありがとうございました。
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