湖畔より22kmほど北側内陸部に入ったシュメグ町(ヴェスプレーム郡、人口6200人)
にあるバラトン周辺で城の形を残している3つ目の古城を訪ねた。(17 Dec. 2017)
3.シュメグ城 (Sümeg vár)
1260年代に国王ベラ4世(在位1235-1270)は、再度のモンゴル人の襲撃に備え、標高
270mの丘の上に石の城を築いたのが、オリジナルで、当初は南側の砦のみであった。
その後ヴェスプレームの司教に譲渡し、1552年にオスマン・トルコ軍にヴェスプレームが
陥落した為、司教区が一時、ここに移された。 その間にトルコ軍の襲撃に備え、城を厚い
壁で補強・拡張し、ハンガリー軍唯一の城として持ち堪えた。
しかし、1713年のハプスブルク帝国との独立戦争で破壊された。
1960年代より大規模な修復が開始され、1989年から現在に至る。
<ロケーション>
城模型による外観と見取り図
城入口門
城門
初期に出来た砦(3層)
1階部にある礼拝堂
礼拝堂の隣なりにある拷問部屋
上階は城主の居間や会議室
16~18世紀に拡張された部分
拡張した側(北西側)から中庭を挟んで見た初期の砦
シュメグの町中心を望む。 左がフランシスコ教会、右がローマカトリック教会
MAVのシュメグ駅方面
城の北側、城へはここから左の坂を登る。 レストラン、土産物屋、乗馬クラブが麓に有る。
フランシスコ教会; 1653年にバロック様式で建立。
教会内部、日曜ミサ前
これにて、「バラトンそぞろ歩き 古城(3)」は、お終いです。
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