ばん馬のいる風景-BANEI Photo Gallery -

ばん馬や馬文化のコラムと少し写真。

LJSばんえいが復活

2025-03-03 23:26:06 | コラム
2/16
LJSレディスジョッキーズシリーズ2025で、エキシビションレースをばんえいで実施!!
うれしい~。千尋騎手が合格してからずっとやりたくて、地全協の人に会うたびに「レディースばんえい!!」と念を押していた(笑)
騎手からの要望だそうでうれしいな。
タオルプレゼントの、まうのすけさんのキャラクターがかわいすぎる…!!それぞれの特徴をつかみ、ちゃんとばんえいの騎手2人は手綱を持っている。すごいな…

レース終了ごとに何かイベントや取材があって、あちこち飛び回る。UMATENAは新曲でジャンプして楽しかった~!
いろいろ重なりすぎて行けないものもあった。3歳A-1もあった。

過去の開催、まとまっているものがないので、メモしたついでに
第1回 2017.10.16 宮下、木之前、別府、下村
第2回 2018.9.3 宮下、木之前、別府、下村、鈴木麻優がゲスト
第3回 2020.1.11 宮下、木之前、濱、岩永、関本、中島(騎乗なし)
第4回 2025.2.16 木之前、濱、関本、中島、神尾、深澤、佐々木、塩津

内容については、ほぼウエブハロンに書いたので割愛。

今井騎手が「もっと他地区と交流したい」とコメント。私も今回、他地区の記者と話ができて楽しかった。
飲み会が終わってから、私も同じだな…としみじみ。
門別ではいつも記者室でバカ話をしていて楽しいもんな。それだけで、道営の方がいいかな…って気分になってしまう。結構なモチベーションだ。
千尋騎手は、高校の先輩、小野楓馬騎手に会いたがっていた。私も道営とのさらなるコラボ、期待したい!!

ばんえいは業務エリアの規制が厳しく、騎手に話しかけにくいので今回も心配だったが、イベントだからか、思った以上にLJS騎手と話せるタイミングがあり安心した。
ハミ使いとか専門的用語で話ができて良かった。トークショーはわかりやすく話していたから、記者だからと、初見でも細かく話してくれたのだ。普通こうだよな…競馬をわかっているものとして話をしてくれる。
ばんえいって、いまだに初心者説明してくる方がいてへこむことも…

騎手は皆、普段からばんえいを見てくれているようでうれしかった。
世麗騎手はコメントもうまい。頭がいいんだな、と思う。
世麗騎手が「ハクウンリューが園田でだぼ食いしてて~」と話していて、軽種でもだぼ使うんだ!と驚き。そうか、食べやすくするんだからばん馬以外でもやるよね。

SNS上には、記者の写真があふれてて楽しかった。
ばんえいの場合、SNSでは媒体名、社名以外は出してはいけない。フリーはだめということだ。「私はプロのフリーライターとして仕事をしている」「ただでさえ情報をアップしている人が少ないんだから」といってもだめで、ずっといい方法がないのかと言い続けているが、変わらないので私も頑固に業務エリアの写真はSNSにあげていない。SNSはボランティアなわけだし別にいいんだけど、情報が少ないからねぇ。
これも昔はOKだったが(NGな理由もないと思うが)、「ゆかさんが勝手に業務内写真をアップしています!」と主催者に言った人がいて、NGになってしまった。だめだって言われていなかったのに。
そんな経緯だったので、単に陥れられたんだなぁと辟易するけど、それでほかの人もできなくなるようじゃねぇ。他地区ではアップしているし、とがめられたこともない。
くだらない経緯で、ばんえいを知らしめる方法が減ってしまうのは残念。
話がそれましたが…

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牛馬は何を語るのか?

2025-03-03 23:13:54 | コラム
神田日勝記念美術館で「牛馬は何を語るのか?」を見に。

日勝が、美術史がどのように牛馬を表現しているのか、説明が面白かった。
宮下規久朗『モチーフで読む美術史』によると、戦争で馬が使われるようになってから、英雄や偉人の騎馬像や絵画ができ、威厳、権力の象徴となった(ちなみに牛は神聖視された)。しかし日勝が見る馬は開拓農家の現実。
第2章の『生活のなかの牛馬」にある『開拓の馬』は北鹿追神社に奉納されていたものだそう。制作された1966年は冷害の年だった。似た作品が2つあるなぁと思うのはそういう理由だったのか。
第3章「抽象表現と牛馬」。初期は尻尾が垂れて雌雄がわからなかったが、鮮やかな色調になった中期はわかるようになっているというのも初めて知った。

日勝以外の牛馬の作品が楽しい!!
岸本裕躬『駄馬市の周旋』(1960)は馬市場。当時は荷馬車の市場である。
與志崎朗『花嫁の橇』は、まさに「馬橇の花嫁」の時代の絵画なのだけど、花嫁は頭に月桂冠らしきものを載せている。
馬がかっこいい!
斎藤吾朗『色丹島のコサック少女』は、赤い民族着を着た少女が馬に乗っているのだげと、その馬がトロッターくらいの大きさ。

と、覚書状態のブログ笑
馬文化を絵画で知るのもおもしろい。

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北海道的感性といわれれば

2025-02-28 21:52:34 | コラム
2月6日の北海道新聞、円城塔さんのエッセーは「北海道的感性は不謹慎?」というテーマだった。
死にまつわるエピソードを淡々と語るのだが、それが不謹慎だと言われることがあるという。小説の賞の選考でも、不謹慎だと落とされる作品を書く人は何割かが北海道だったりする、と。
確かに。人が死んだ、馬が死んだって話は結構ストレートにするな、と思う。もちろん身内だけであって、ネットでは丁寧に書くが。むしろ面倒なので書かない。北海道にだってそうではない人はたくさんいる。

「とはいえ人は死ぬではないか、と思う。」
という円城さん。まさにそうだ。馬は死ぬのだ。
悲しみの上にある日常を生きる者としての感性を、北海道的感性、と言ってくれるのなら、私は少し安心する。「試される大地」と似たものがあると思う。
単に死生観の問題かもしれない。

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十勝馬市場でした

2025-02-28 21:50:28 | コラム
2月26日は十勝の馬市場。今年度から7月が減り、10月と翌2月の年2回となった。
10時からスタートして12:16に終了。頭数も多くはないが、欠場が少なく、脚が悪い馬は全く売れなかった。
購買結果を見るとそんなこともないようだけど、途中「釧路の方が10万くらい高かったかな」と言っている方がいた。私も聞いた話を交えての感覚としては十勝より釧路が盛況なのかな、という印象。

これまで市場が行われていた「ホクレン十勝地区家畜市場」は馬は今日で終了。来年度からは少し南側にある新市場で行われる。
現在は馬の周りを囲むようにセリが行われているが、これからはみんなで画面を見て競る形になるとのこと。現在置いてある画面の4倍の大きさの画面を3つ並べ、競られている馬は動画で前後ろ上下、映していくそう。そのため下見をじっくり行う、怪我などの申告はきちんとして、スタッフが少ないので馴致しておとなしい馬を連れてきて、というようなことが言われていた。馬スタッフが少ないのも改革に踏み切った理由の一つなのだろう。
次回の馬市場は10月。牛は4月8日の肉牛市場から。
試行錯誤しながらいい方法を模索していくようなことがアナウンスされていた。いろいろ考えてはいるのだけど。実馬を見ない馬のセリってどうなるのか。

1番心配なのは食堂だったりして笑
現在の食堂さん、ぜひそのまま新市場にも来てね!

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スピードスター賞と表彰式

2025-02-28 21:48:44 | コラム
連休は道南に行ってきた。実は、ヤマカツエース(ば)の生産者と馬主、母馬に会ってきたこともあり、スピードスター賞には帰らなくては、と。結構早く着いたな。
サクラヒメ強いなぁ、軽量戦で差してかっこいい。

道南についてはばんブロで。

この日、24日は知らないうちに田上調教師の1500勝表彰式が行われていたそうだ。達成は馬コロナの時期だったので、表彰式については後日発表します、というようなことが書かれていたと思う。
ホームページの発表を見返すと、1500勝のページに「辞退する」と出ていたのね。トップのお知らせに上がってこないので知らなかった…。これでは取材もできないし、表彰をやると思っているから誰も報じない。残念だな…

最近表彰式を辞退することが増えているのはなんでなんだろう。以前は全国各地で災害があり、辞退した人が増え、そのまま積極的にやらなくなってしまったように思う。やってくれる方もいるのですが。
大々的ではなくてもいい。ただ、ファンと騎手、調教師が向きあえるチャンスは、今はこれくらいしかないから、大事にしてほしい。

というよりは、中央や他地区が100勝ごとでも行っているから、他地区のファンが違和感を感じ、マイナスイメージを持たれてしまうのが心配。
それもあって実況はアナウンスしているのだと思う。
以前はスタンド中央で「あと○勝」と掲示していたけど、途中で間違えたり更新し忘れたりがあってからやらなくなってしまった。
競馬においてデータ、数字はものすごく大事で、それはばんえいも同じ。「競馬は数字のスポーツ」といわれる。
すごさって、抽象的なものよりは数で「○年ぶり○回目の記録」とするのが平等でわかりやすいから。
数字をアピールしていきたいな。

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