![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/67/804c855504f6a150433d4d0600ff5847.jpg)
以前トキワ荘ゆかりの町に行った時の、ちょっとした戦利品を書いておきたい。思い出したように(笑)。
これはトキワ荘通りの「お休み処」で入手した本。
「トキワ荘のヒーローたち ~マンガにかけた青春~」。
内容は、トキワ荘の漫画家たちの紹介をはじめ、トキワ荘メンバー同士で撮った写真などなど。
写真は、トキワ荘の部屋の中での写真、潮干狩りや山中湖や目黒自然教育園などに出かけた時の写真など。
市販の一般的なトキワ荘紹介本などには中々載らないであろう写真も紹介されている。
おそらくは身内や仲間内だけに見せられた写真だろう。
プライベート感がある写真。
私がこの本を入手したかったのは。石丿森章太郎先生のお姉さん「由恵さん」の映っている写真が欲しかったから。
トキワ荘について語られたり綴られたりする時に由恵さんのことについても言及されることが多い。
美人だったようで、皆のマドンナ的存在だったらしい。
この本の中にあった由恵さんの映っている写真は1枚。
過去にネットで由恵さんの写真は見かけたことがあったが、この本の中にある由恵さんの写真は、私が見たことがない写真。
トキワ荘の漫画家たちと一緒に山中湖に行った時の写真だ。
思ったより小柄な女性だった。
病弱で、気の毒なことに若くして他界してしまった由恵さんにとっては、忘れられない思い出になったのてはないか。
なんでも、石ノ森作品に出てくる女性キャラは、どこか由恵さんの想影があるともいわれている。
そんなこともあったし、トキワ荘の若き漫画家たちにとってマドンナ的な存在だったということもあり、どうも私にとっては気になる女性だった。
この本、他にはトキワ荘出身の漫画家たちからのトキワ荘へのメッセージや、トキワ荘にまつわる雑学辞典(?)、スタジオゼロ、新漫画党、雑誌「漫画少年」、トキワ荘の最後、などに関する記事。
それと、各漫画家の1人ずつの紹介では、初期のレアな作品の1部などがこの本では取り上げられている。
この本、なんでも在庫はもう少ないらしいので、入手できてよかった。
昭和の漫画少年だった私にとってトキワ荘ってまさに聖地でした。ただ、初めて上京した二十歳前の私は、花の東京で漫画よりも楽しく心惹かれるモノたちに出会い、子供の頃の憧れは心の奥深くにしまい込んでしまいました。
学生時代の一時期なんて、中野区野方なんて所に住んでいたにも関わらずトキワ荘の事は完全に失念してました。
ところで、昭和五十年代の終わり頃ってまだトキワ荘って残ってたんですよね?
あ〜悔しい!もったいない!
二十歳の私のバカ!
数多の巨匠たちの作品中で私が一番最初にファンになったのは、寺田ヒロオ先生の「スポーツマン金太郎」でした。
確か連載はすでに終了してましたが、貸本屋(笑)で見つけた単行本が出会いでした。
おとぎ話から飛び出したようなキャラクターたち、コロンとした描線ながら熱血野球漫画でしたね。
確か後半のエピソードに、金太郎が桃太郎と大リーグのキャンプに参加するエピソードがありました。二人共相撲もやってましたので、違う意味での二刀流でしたね。
そうそう!大リーグから阪神にやってきた助っ人外人はターザン君でしたね。
あの時代に大リーグにも目を向けていた寺田先生、本当に野球がお好きだったんでしょうね。
ただそれを惜しむ声が多く、再現した建物ができたことや、町がトキワ荘で町おこしをするくらい力を入れていることは知ってたので、やっと行ってみた次第です。
寺田先生の作品には子供の頃から割りと親しんでました。
寺田さんの作品「背番号ゼロ」「スポーツマン金太郎」は好きで、小学校時代に買った単行本が今だに我が家に残ってます。
特に私も捨丸さん同様にスポーツマン金太郎は好きでした。
あのほのぼの感が良かったです。
内容に関しては忘れてる部分があるので、久々に読み返してみたくなりました。