今月もまた、某店で自作曲の蔵出しをしてきた。
これまで人前でほぼ未発表だった、埋もれ続けてきている自作曲。
そんな可哀そうな曲に、わずかでも蔵出しの機会を。
今回歌ってきた自作曲は、以下の通り。
1、はっきりしなさいよ 作詞作曲 だんぞう
2、ラッシュアワーブルー 作詞作曲 だんぞう
3、寂しかったから・・・ 作詞作曲 だんぞう
今回の3曲は、厳密にはまだ完成形とは思ってはいない。一応、歌詞も最後まで出来ているし、メロディもすでに乗せてある。
だが、まだ改良したいという気持ちが残っている。
作ったのは、比較的最近だ。最近とはいっても、一番新しいのでも、もう1年はたっている。
いつか改良しようとは思ってはいるのだが、なんていうか・・・改良するきっかけがない・・そんな感じだ。
きっかけを待つより、自分がその気になりさえすればいいだけ・・と言われてしまえばその通りなのだが、正式発表のあてがないと、ついズルズルと・・。
腰が重くなっている。
以前、「公転の雲海」という曲をライブでやったことがあるのだが、その曲も長い間自分の中で埋もれていた曲だった。
だが、ライブが決まり、どうせなら新曲を手掛けようと思った時、それが曲を仕上げるきっかけになった。
だいたいの形は出来上がっていたのだが、最終的な詰めがまだのまま、埋もれていた。
だが、ライブで取り上げることを決めたことがきっかけに、仕上げることができた。
その時は、ライブまでにある程度の時間があり、しかもライブも決まっていた状況だった。
だから、その状況に尻を叩かれたような感覚で、仕上げることができた。
今回蔵出しした曲は、今後ライブで取りあげる程の曲かどうかは、まだ自分の中で答は出ていない。
1の「はっきりしなさいよ」は、私には珍しく、女性が主役の曲。女性が、自分に対する態度をはっきりさせない男に対しての複雑な気持ちを歌にしたもの。
あんた、私に本当に気があるの?どうなの?・・そんな歌だ。
2の「ラッシュアワーブルー」は、以前別のフォーク居酒屋で、まったく未完成の状態の時に(その時点で歌詞は最後まで出来ていなかった。サビもはっきりとは決まっていなかった。)、この曲をこのまま作り続けて完成品にまで持っていくかどうか迷っていた状態で、誌運転で歌ってみたのだった。店のマスターの意見を聴きたかったので。
そうしたら、「もうほとんど出来てるんじゃない?このまま仕上げなよ。」という言葉をもらい、その言葉に背中を押された気がして、最後まで作ったもの。
満員電車での、迷惑な人たちのことを歌った曲。
3の「寂しかったから・・」は、この3曲の中では一番古い。最初に曲の方向性が浮かんだのは、もう7~8年くらい前かもしれない。
「はっきりしなさいよ」同様に、私には珍しく女性が主役の曲。
恋人らしき男を裏切ることをしてしまった主人公女性が、そんなことをしてしまった心の経過や心情を歌にしたもの。
「ラッシュアワーブルー」はともかく、「はっきりしなさいよ」や「寂しかったから・・」は、私にしては珍しい部類の曲。
過去にもそういう路線で曲を作ったことはあるけど、数はそんなに多くはない。
とりあえず蔵出しはしてみたけど、今回の場合は「埋もれている」というよりは、「まだ暖めている」状態の曲ではある。
この3曲をこれから改良するか、あるいは大手術するか、あるいは今の状態を完成品にしてしまうか。
それは今のところまだ・・・流動的ではある。