時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

パーマン・マスクの謎

2010年02月28日 | 漫画・アニメ、そして特撮

漫画やアニメには、作画上の嘘・・というものがある。

どう見ても、その角度からそういう風に見えるのが変なのに、作画上の都合で、そのシーンで描きやすい「見え方」で描いてしまう・・ということだ。

例えば、アトムの頭の二つの角(?)の位置、009の前髪、矢吹ジョーの前髪、花形満の前髪、スネ夫のヘアスタイル、その他。

こうして考えると、髪の毛に、そういう「見え方の嘘」は多い気がする。
だが、「目」にもそういう嘘は多い。

例えば、パーマンもそうだった。

パーマンマスクをかぶる前のミツオ(←パーマン1号の正体である少年の名前だ)の目の位置と目の大きさと、パーマンマスクをかぶった後の目の位置や目の大きさは、どう比べてみても、位置や大きさが違う。

ミツオの目の位置や大きさが、パーマンマスクをかぶった後の目の位置や大きさと一致するためには、ミツオの目の大きさや位置は「オバケのQ太郎」のような目の位置や大きさでなければ、位置やサイズが合わないはずだ。


となると・・

ミツオは、パーマンマスクをかぶると、中の顔が変化していることになる(笑)。
あのマスクをかぶると、中の顔はパーマンマスクの位置に合わせた顔に「変化」する・・としか思えないのだ。

あのパーマンマスクの性能には、かぶる人の力を6600倍にする・・というスーパーパワーがあるのは知られているが、実は「かぶった人の顔をも変化させる」という、想定外の秘密効果もあったことに・・なる。


ちなみに。

普通の人間があの「作画上の設定通り」のパーマンマスクをかぶると、あまりにも目の穴が大きすぎて、おでこも、眉毛も、目の下の肌も見えてしまう。

それは、子供の頃に自作でパーマンマスクを作ったことがある私の体験上、明らかなのだ(笑)。

あんなに目の穴が大きいと、かぶってる人の顔は、ある程度「見えてしまう」し、顔を隠すという効果は・・若干薄い。
本当に人間が素顔を隠すためにマスクをかぶるのなら、プロレスラーみたいなマスクじゃないと・・・素顔は隠せないのだ。

つまり、目の穴は、極力小さくしないと・・顔は隠せないのだ。


だが・・実際の人間の目の大きさに合わせたパーマンマスクを作ると、それは・・とてもパーマンとは思えないマスクになってしまうので、念のため(←じゃあ、どうすればいいんだい!)。

それこそ・・・バットマンみたいなマスクになるしか・・ない。

バットマンのマスクから、上部の耳みたいな左右のトンガリを取り、その代わりに耳の位置にパーマンマスクの耳の部分を取り付ける。
それこそ・・リアルパーマンのマスクってことになるしか・・ないのだ。


もっとも、こんなことに気づいても、自分の人生に何の得もないのだが(笑)。


ちなみに、この記事で紹介している写真は、虫コミックス版の「パーマン」の第1巻の表紙。
虫コミックス版の「パーマン」は全4巻。
私は、少年時代にこの全4巻をリアルタイムで揃えた。
今も全巻我が家に残っている。
・・初版です(笑)。
けっこうプレミアものかもね、今となっては。


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