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気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

江戸の剣豪 列伝

2011年04月19日 | レビュー(テレビ、ゲーム、本、映画、その他)

「剣の道に魅せられた男たち  江戸の剣豪 列伝」という本を紹介。

これは、分類的には「図解」である。

紙質も良く、オールカラーなので、とても読みやすく、見やすい。字も大きめだ。

剣豪に興味があるが、あまりに専門的だったり、細かい文章ばかりな本はちょっと・・・という方にはお勧めできる。

テレビや映画や劇画の時代劇には、よく剣豪が出てくる。

忍者と共に剣豪という存在は、その伝説や逸話と共に、非常に魅力的で、興味を惹かれる存在。

カッコ良かったり、神秘的だったり、謎があったりする。

たとえ主役じゃなかったとしても、悪役だったとしても、チョイ役だったとしても、その存在感は物語の中で大きないろどりをそえてくれる。

主役だったら、なおさらである。

 

この図鑑は、実在した剣豪の中から、有名な人物を取り上げ、ある人物はその生涯を、ある人物はその流派の説明を、ある人物は人間関係を、それぞれ極めて簡潔に説明している。

その他、・・

● 「昔の剣豪と現代剣道が戦ったらどうなるか」とか「日本刀購入のための基礎知識」などの細かいコラム、

● 各流派の解説、

● 剣術以外の流派(居合や槍、鎖鎌など)の解説、

● 日本刀の歴史や解説、

● 有名な日本刀(例えば、「村正」「正宗」その他)の歴史や逸話や特徴の説明、

● 剣豪の暮らし

● 有名な勝負

● 流派地図

● 用語解説

 

などなど、バラエティに富んだ内容で、読んでて実に面白い。

 

 

この本で、剣豪にまつわる基本的なことを知り、その後より本格的な本に進んでもいいだろう。

この本を読んで、剣豪に関してより深く知りたくなる方もいるだろうから。

刀に興味を持った人は、刀の専門書に。剣豪に興味を持った人は、それぞれの剣豪を描いた小説などに。

武芸に興味を持った人は、それぞれの武芸の専門書に。

それぞれ進んでもいいだろう。

 

そういう意味じゃ、この本は剣豪を知るにはもってこいの入門書でもある。

入門書とはいっても、かゆいところに手が届くような記事もけっこうあるので、面白い。

ともかく、読んでて楽しく、見やすい・・というのが魅力の一冊。

 

私はこの本以外にも剣豪関係の本を持っているが、読みやすさや楽しさでは、この本が一番かもしれない。

 

 


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